CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2009

« Back


2009.6.17
"APOLLO15 PROJECT vol.17"
びっくりしたな、もう/フラワーズ

びっくりしたな、もう
フラワーズ
セッション
開始前からのんびりとした雰囲気が会場内に漂っている。今回の2組が共に結成してから25年を迎えたとあって、お互い気心の知れた間柄なのかもしれない。若者、サラリーマン、家族連れなど、幅広いお客さんの層からも何となくほのぼのした感じがする。先行は「フラワーズ」が登場。出だしで完全に惹きこまれた。演奏の上手さと、独特なボーカルの声、シンプルでわかりやすい歌詞、などもさることながら、その独特なファッションセンスや、気の抜けた感じなどなど。『あの娘のパンチで夢からさめた』『アップルパイ』『下北沢でモーニング』など印象に残る曲が多い。MCでのメンバーとのやり取りが絶妙なバランスで、また演奏との境目がないというのも魅力でもある。演奏中に調子が狂って一からやり直すことも含めて微笑ましかった。続いて「びっくりしたなぁ。もう」が登場。2年ぶりの登場とのこと。25年前の同級生がつるんで今もたま~に集まるバンドである。『くるくる』『バイバイハイハイ』『ドキドキしたい病』などを演奏した。びっくりの魅力は、「音楽が好き、それだけでいーんじゃないの」と言われているような気がして、「それでいいんだよね」と思ってしまうことで、楽に気負わず楽しく過ごせてしまうことが、このライブに参加していつも感じることだ。一つの空間にお客さんや演奏者が関係なく一緒にいるような感覚が大好きである。アンコールでは、新曲『ヴァンサンカン』が披露され、心が温かくなった。自分には四半世紀くらい側にいる友人がいるかなぁ。と考えたりもした。
[文/松下恵子、撮影/堀井りり]
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.