2009.6.27
梅雨の晴れ間に太陽を思い切り浴びた後は、それ以上にアツい音楽を求めてUNDER THE COUNTER2年振りのワンマンライブへ。チケットはSold out。大好きなお酒を断ち髪型まで変わってしまう程、このライブを楽しみにしていたVo.関谷と同じくらい待ちわびていたファンで、会場はあっという間にごった返した。
4人は歓声に迎えられて登場し、次の季節の幕を開けるような「Temptation」でスタート。安定感と勢いのあるグルーヴにエッジが効いた表情豊かなギターは、飾りの要らない関谷の声を最も活かす音に仕上がっている。華美ではないが細部まで手が行き届いた楽曲に乗り、「カゼにふかれて」「サンデーナイト」など彼の歌うちょっとひねた日々の切なさや温もりが真っ直ぐに届く。これぞまさしく、美しい正統派ジャパニーズロック。ダンスナンバーで躍らせて、ユーミンのカバーを聴かせてきたかと思えばハイスピードに加速してみたりと、ライブ全体の心地よい波にフロアも常に揺れっ放し。7月にニューシングル、8月にニューアルバムのリリースが決まったUNDER THE COUNTERにとって、新たな船出ともなった今回のライブ。アンコールで披露した新曲「うたうたいうたうたう」が、4人の一番伝えたかった想いを表していたのだろう。今夜フロアのリスナーと一体になって、彼らが目指す大海原にビッグウェーブを起こしたのは間違いない。"APOLLO15 PROJECT vol.27" UNDER THE COUNTER -oneman- [文/伊藤ひとみ、撮影/rei] ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
|
||||||