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Live Report ライブレポート 2009

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2009.7.25
"CLUB Que 夏ノ陣 21 「VS シリーズ」"
ザ・カスタネッツ/D.W.ニコルズ

ザ・カスタネッツ
D.W.ニコルズ
夏の暑さを本格的に感じたこの日、夏ノ陣も終盤戦。日本の夏を感じる2組の競演です。先攻はD.W.ニコルズ。ジャックジョンソンのようなオーガニックサウンド、またブルース・ルーツミュージックの要素もおりまぜて仕上げる最高のポップスは、シーンにおいて揺ぎ無いオリジナリティーを確立している。後攻はカスタネッツ、こちらもポップミュージックはお手の物。奥に広がる音楽的バックボーンは無限で、MC中に見せたGu.小宮山さんの早弾きはまさにメタル・ハードロック。その流れのギターリフから曲が始まると、すぐにカスタネッツに変わるから不思議です。ジメジメ、むしむしして過ごしにくい夏だからこそ、昔から風鈴や虫の音に涼を感じる粋やわびさびがあります。風鈴が鳴って金魚鉢がキラキラ光って、肌着のおっさんが通りに打ち水をしてる風景って最高でしょ?両組とも熱の中に涼を感じさせ、嘘なく無理なく、ありのままを受け入れて現状を楽しむメッセージを伝えてくれる。そこが日本の夏らしくて好きです。
[文/CLUB Que、撮影/堀井りり]
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