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2009.7.26
夏の湿った空気が初夏を感じさせるこの日。先行のserial TV dramaは青の照明を纏い、涼しげな曲で爽やかに空気を変えてくれた。･･･かと思えば、Drが汗を十二分に滴らせながら、ギターのリズムに合わせて叫びだす。涼しげな曲調＋叫び声の熱気から、不思議な良いバランスが醸し出されていて驚く。続いてTHE PRIVATESは、演奏もMCも燃え尽きてしまうんじゃないかと心配になるほどすごい熱を帯びていた。夏なんだから騒いでいこうぜって言っていたけど、たぶん冬でもそう言うんだろうな、と勝手に予測する。照明をすべて落とす粋な演出の中で、ロックが持つ衝動を、感覚器官をフルに使って感じた充実感たっぷりの対バンだった。音楽の方向性も、もちろんファン層もまったく違うこの2つのバンド。だけど、シリアルが最後の曲を終えて、後ろに下がって一息ついていた若い女の子たちが、プライベーツの中盤には体を上下左右にガンガン振りながらぴょんぴょん跳びはじめたとき、対バンならではの良さをじんじん感じた。"CLUB Que 夏ノ陣 21 「VS シリーズ」" THE PRIVATES／serial TV drama
[文/渡部希美、撮影/高田梓] ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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