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Live Report ライブレポート 2009

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2009.8.16
"おとぎ話「Summer Babe」ワンマンライブ"
おとぎ話 -oneman-

おとぎ話Tシャツで来場するとメンバーの富士山登山記念写真が貰えるってんで、会場はおとぎ話Tシャツの男女がごった返し凄い熱気。客電が落ち、アンプの上で点滅する電飾の光が闇に映える。ビートルズ「Good Night」のSEと共にメンバーが入場。「KIDS」で幕開け。無防備な犬みたいに人なつっこいメロディラインや、大口開けて歌いたくなる等身大な歌詞に笑顔で耳を傾け、手拍子を送るオーディエンス。『今の若い子たちはビートルズもストーンズもゾンビーズも(中略)何もかも、全ての音楽に対してまったく平等に同じ感覚でバスケットに投げ込んでレジで清算出来る。だから何年生まれの世代の音楽感とかどこそこの地域の音楽性とか、そういう古い考え方が全然適用されないまったく新しい感覚でどんどん音楽を作る。素晴らしい』。以上、石田ショーキチのブログより抜粋。おとぎ話を観てたら、頭の中を駆け巡った文章。洋楽・邦楽問わず、愛するアーティストたちの音楽を、ぎゅうぎゅうに詰め込んだロック少年の全身から、収まりきらなくなって溢れ出したのがおとぎ話の音楽だから。彼等がこんなに支持されるのは、アーティストでありながら会場にいるお客さんたちと同様に、いち音楽リスナーで、大の音楽ファンだからじゃないか。「青春」のアウトロで「ミッシェルのアベさんに捧げます」と言って弾いた「ブギー」のイントロがそれを物語っていたと思う。ハイライトは本編ラスト「GALAXY」で大いに盛り上る客席にダイブした有馬。満を持して披露された新曲「ホワイトソング」、「ETM」、定番曲「FUN CLUB」でアンコールも無事終了。終演後のお客さんの顔は、富士山から見る景色よりキラキラしてましたよ。
[文/宮本貴子、撮影/rei]
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