CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2009

« Back


2009.8.18
"夏のVIVA YOUNG! 6DAYS!!! ~振り返れば15年~"
ひとりTOMOVSKY/うつみようこ/宍戸留美/ビューティフルハミングバード

ひとりTOMOVSKY

うつみようこ

宍戸留美

ビューティフルハミングバード

15周年を迎えたCLUB Queで「夏のVIVA YOUNG! 6DAYS!!! ~振り返れば15年~」初日!6日間行われるこのイベントの中で一番バラエティに富んだラインナップは見ごたえ十分!夏のとある一日のようだった。トップバッターはうつみようこ。アコースティックスタイルで登場し、始まる前にMCで会場を沸かしつつ始まった「真夏の果実」。いわずもがなサザンのこの曲がうつみさんの声で彩られる。そのほかにも「うらみ・ます」などのカバーからメスカリン・ドライヴ時代の「ASS HOLE」のセルフカバー、触るとヤケドするだろう的にパワフルでみなぎる声に圧倒される。締めがルースターズの「恋をしようよ」というのがまた男気があって格好よかった!群青色の空が明けてくるような時間が過ぎ、ビューティフルハミングバードでは爽やかな朝の風景が広がる。「No Surprises」や「JANE JANE」、「夜明けの歌」のカバーが驚くほどvo.光子さんの声にしっくりきていて、タバティさんのギターの音色と絡まってうっとり聞き惚れてしまう。二人のMCの掛け合いにもほっこりし、なんとも言えない幸福感に包まれた。小鳥のさえずりで朝がやってきたら、のんびりとした昼下がりのような時間が来る。まさにそんな時間の宍戸留美。囁くようなウィスパーボイスが悩ましげでとてもキュートなのに、MCだとすごくシャキシャキしているこのギャップが面白い。そして最後にやった「井の頭にて」で度肝を抜かれる。赤裸々で直球勝負なこの曲はとても衝撃的で耳に残る!「草食男子・肉食女子」だの騒いでいる世間にドーンと放ちたい一曲。ラストはうつみさんとイベント主催者の倉山さんと同級生のひとりトモフスキーでパーティのような時間がやってきた!ギターを弾き、足でバスドラを叩き、客席を煽り、とにかくめくるめくオンステージ。「歌う43歳」で幕が開け、再び「歌う43歳」で締るまでの時間はあっという間に過ぎていった。「我に返るスキマを埋めろ」では会場でコーラスあり、一体感があるようでズレている感じがとっても楽しい。途中でアンプがおかしくなってMDで曲を流したり、マイクでギターの音をひろう"フォークソング形式"(トモさん曰く)が取られたりしたのけど、終演後にアンプの上にあったトモさんの携帯が原因だったというオチが。そんなミラクルに大爆笑で大団円!CLUB Queと同じく15周年を迎える老舗イベント、これからも20年、30年とCLUB Queと一緒に歩み続けて欲しいです。
[文/高橋亜も、撮影/堀井りり]
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.