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Live Report ライブレポート 2009

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2009.10.11
"~CLUB Que 15th Anniversary SEASON3~ APOLLO15 PROJECT vol.55"
騒音寺/うつみようこ&YOKOLOCO BAND

最初に登場したのは、CLUB Queと同じく1994年生まれの同級生となる騒音寺。最新アルバム『赤のビート』でも1曲目となるタイトル曲をライブでもオープニングナンバーに。京都発バンドらしい情緒やレトロ感、日本語を大事にした歌詞と、洋風のヴィジュアルや痛快なロックンロールといったサウンドとの和洋折衷具合が絶妙。童謡をモチーフにした『雨降り日』は印象深く、『ニグロの血』『あほうな仲間』などを次々と披露していく。ロック、ブルースと様々な要素を取り入れたサウンドと、歌がいいのはもちろん、笑いもとれるボーカル・ナベが繰り出すパフォーマンスにオーディエンスも惹きつけられていく楽しいステージだった。 続いて、うつみようこ&YOKOLOCO BANDがステージへ。まずは、うつみようこの声量の凄さに圧倒される。なんという力強さ、吸引力! また、YOKOLOCO BANDが放つサウンドの迫力や一体感にも圧巻のひと言。さすがポップ、ロック、サイケ…とどんなものでもさらりと魅せる奥野(key)、グレート前川(b)、クハラ(ds)、竹安(g)といったそれぞれにおいても別バンドで活躍中の強力布陣。「CLUB Que15周年おめでとうございます。あの看板の下で(ステージそばにあるQueの看板を見ながら)シーナさんと写真を撮ったけど(暗くて)わからないから撮り直したい(笑)」と微笑みながら話すうつみはキュートで、奥野との掛け合いも面白い。『40』『My Art』やメスカリン・ドライヴ時代の曲、カバー曲などを立て続けに披露した。パワフルな2組のステージで、元気になれた夜であった。
[文/草枕英里、撮影/矢口美幸]
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