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Live Report ライブレポート 2009

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2009.10.15
"Que15周年記念「特追最前線」 ~OVERFLOW 2L~"
THE BACK HORN/SxOxU[松本素生(GOING UNDER GROUND)]

数年来の盟友でもあり、共に武道館ライブを成功させた2組の競演。個人的に興味深い組み合わせだけに、数日前から心躍らせていた。先攻のSxOxUは、BEAT CRUSADERSのヒダカトオルをプロデューサーに迎えた松本素生(GOING UNDER GROUND)のソロプロジェクト第一弾である。サングラスとボーダーTシャツという普段とは違った様相の松本は、「まだデビュー前なんですけど」と少しはにかむ。松本以外は全員女性というメンバー構成で、会場の男性客から「羨ましい!」との声も。軽快なメロディに英語詞を乗せて、西海岸パンクやブリッド・ポップなどのヴァイブスをガンガンに出していた。曲調がアグレッシブに動きまくっても、雑にならないのは松本の透き通るようなボーカルがあるから。自身もファンだというWeezerのカヴァーも演奏し、「GOING UNDER GROUND」とはかなり違った雰囲気に仕上がっていた。後攻はTHE BACK HORN。『罠』で怪しげな曲調に合わせて踊り狂うフロアは、さながら「ダークなダンスフロア」といった感じか。『ひょうひょうと』や『空、星、海の夜』などの懐かしい曲もあり、新旧ファンが楽しめる内容になっていた。「松本のバンドと15周年記念のライブができて嬉しい。」という松田(D)。しかしすぐにMCでのゆったりムードを『コバルトブルー』で吹っ飛ばす。山田(VO)がモニターに足をかけ身を乗り出すと、一斉に観客が前方に押し寄せる。この曲によりフロアのボルテージが最高潮に達したのは明白だった。この2アーティスト、今後はどのような活動・展開をみせてくれるのか。またまた楽しみが増えた。
[文/工藤涼子、撮影/高田梓]
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