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Live Report ライブレポート 2009

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2009.10.28
"Que15周年記念「特追最前線」~OVERFLOW 9L~"
TOMOVSKY/ホフディラン

いやー、自由度高すぎでしょう!CLUB Queが誰かの家かと錯覚してしまうほど2組とも自由に振る舞ってました。偉大な音楽の大先輩のお名前をもじる度胸のある方々はやはりどこか違います。
 先攻TOMOVSKYバンドはSEもなく唐突に登場し、いきなりキーボードを乱暴に鳴らし始める。ライヴ中もマイクスタンドにわざと頭をぶつけたり、似せる気が更々無いマイケルジャクソンの物真似をしたり、お客さんのドリンクを勝手に飲んで「I don't like」と言ったり、一見すれば終始ふざけてるようだ。だがポップで分かり易いメロディーに乗るシニカルな歌詞は聴衆の耳をいい具合に刺激する。それに呼応するように、TOMOVSKYの双子の実兄・ハルのベースは安定感のある低音を鳴らす。観客を楽しませようと道化のように振る舞うTOMOVSKYの心意気に惚れ惚れ。歌う43歳、カッコ良すぎです。
 後攻ホフディランは、まさかのワタナベイビー寝坊でリハーサル欠席&ぶっつけ本番という事態。だがそれをピンチだと微塵も感じさせない堂々かつゆるゆるしたステージングに、フロアもハッピームード。ホフディランの持ち味であるキュートでポップな盛り上がる曲を中心に展開され、【コジコジ銀座】ではTOMOVSKYを迎え入れる一幕も。アンコールで演奏された【遠距離恋愛は続く】の「この人生は短いからちょっとでも楽しまなくちゃ」という歌詞が、このライヴを物語っていた。
[文/沖さやこ、撮影/中村美鶴]
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