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2009.11.14
インディーズ音楽雑誌Quipが主催する、下北沢主要ライヴハウス6会場同時進行の大型イベント、「shimokita round up」が昨年に引き続き開催。今年は2日間、出演アーティストは約80組という大躍進ぶり。開演前の下北沢には、首からかわいいクマのぬいぐるみ入りパスを下げ、Tシャツ姿で町を闊歩する若人の姿がちらほら。トップバッター音速ラインのエモーショナルなステージで幕を開け、4人組ガールズバンドPOP CHOCOLATへバトンをつなぐ。途中ギターの弦が切れて、通りすがりのバンドマンが自分のギターを差し出すなんて微笑ましいシーンもあり、ほわほわあったかええライヴ。ANATAKIKOUのおもしろMCで和み、次のライヴまで時間あるし休憩しようかしらって呑気に構えた転換時、サプライズで元ダブルオーテレサ植木遊人の弾き語りショーONビールケースが始まっちゃうんだから油断大敵round up。ビールケースとギターだけであの一体感を築くとはあな恐ろしや。続くJポップテロリストゲイリー矢島率いる変態爆音エレクトロ3ピースバンド、モーモールルギャバン。全国CDデビューを果たし、乗りに乗った奇抜な楽曲とパフォーマンスで会場のテンションは一気にヒートアップ。SCOOBIE DOのファンキーでグルービーなアクト、男前過ぎるコヤマシュウのMCで温度は上がり続け、大御所ロックバンドTHE PRIVATES、トリのa flood of circleで沸点へ。7時間以上もの長丁場なイベントであったにも関わらず、会場を後にするお客さんは皆一様に破顔一笑。それというのも良質な出演陣と期待を上回るライヴの数々の賜物。リピーター続出必至な下北沢名物企画。今後も期待大。"shimokita round up 2" THE PRIVATES／SCOOBIE DO／音速ライン／ANATAKIKOU／ POP CHOCOLAT／a flood of circle／モーモールルギャバン
[文/宮本貴子、撮影/堀井りり] ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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