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Live Report ライブレポート 2009

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2009.11.14
"shimokita round up 2"
山中さわお/つばき/noodles/UNISON SQUARE GARDEN/
未完成VS新世界/Any/OKAMOTO'S

13:30~/つばき
14:30~/OKAMOTO'S
15:30~/未完成VS新世界
17:00~/Any
17:50~/noodles
18:50~/山中さわお
19:50~/UNISON SQUARE GARDEN
下北沢の街を歩いていると、すれ違う人すれ違う人、首から同じものを下げている。熊の人形が入ったパスケース。「shomokita round up vol.2」に参加している証だ。 Quip Magazine主催のこのイベントは、昨年のvol.1よりも更にパワーアップしての開催となった。下北沢6箇所のライヴハウスで2days同時開催。最終日であるこの日は、綺麗な秋晴れが体に沁みわたる、絶好のイベント日和だ。 満員御礼状態のCLUB Queは、「つばき」の純粋で爽やかな音色で幕を開けた。結成9年目の安定感も相まって、身も心も浄化されるようだった。つばきの飾らない魅力が、下北沢という街に非常にマッチしている。まさしくTHE下北沢。続いて登場の「OKAMOTO'S」はCLUB Queイチオシバンド。若干19歳にして、堂々としたライヴパフォーマンスに圧倒される。テンションの高いロックンロールで突っ走る、エネルギッシュな40分間だった。「未完成VS新世界」は疾走感と適度な切迫感に、リアルな感情を練り込んでいく。感情が音と声にぶつけられ、そのまっすぐさに息をする間も失った。 「Any」のソフトなギターロックは、ぐんぐん心に迫りくる。太陽の匂いに包まれた布団みたいな心地よさに思わずうっとり。「noodles」のライヴ中には、次に出演を控えた山中さわおの姿がPAブースに。可愛らしさと力強さがぎっしり詰まった彼女たちの音楽に、武道館アーティストも魅了されておりました。そして、弾き語りで登場の「山中さわお」。「余興の時間へようこそ」と語り、歌ってる最中に歌詞を間違えたり、口笛の最中に突然笑い出したりと、自然体も自然体。だが、筋の通った確固たる信念は揺るがない。熱い魂が歌に込められていた。大トリである「UNISON SQUARE GARDEN」は、大トリに相応しい存在感と盛り上がり。塞ぎ込んでる人々に手を差し伸べ、見たこともない世界へ誘ってくれるようなドキドキ感と爽快感が凝縮されたステージ。自然と笑顔で手拍子をしている自分がいた。ラスト、Vo/G斎藤は「今日のこの場所は信頼が固まった場所」と語った。その言葉に集約される、音楽と人と下北沢の熱い結びつきを感じられるイベントだった。
[文/沖さやこ、撮影/多田優美子]
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