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Live Report ライブレポート 2010

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2010.2.21
"☆爆SOU流☆"
片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ/THE TON-UP MOTORS/
ヴォルコフノーマン[カワモトナル(あさりど),イイノマサヒコ,
イシグロユキオ(REAL Groove),カズ(勝手にしやがれ),ヨシダシンイチ(THE MINKS)]

片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ

THE TON-UP MOTORS

ヴォルコフノーマン

芸人・あさりど川本成と役者・飯野雅彦が某スタジオで出会い、テープ交換の末に結成された、異色バンド・ヴォルコフノーマンが本日のトップバッター。色物集団と思いきや、バックは皆それぞれ別バンドで活躍中のミュージシャンだけあって演奏も隙なし。本格的ビート・パンクバンドで会場を沸かす。札幌産ガレージソウルバンドTHE TON-UP MOTORSが後に続く。60~70年代のソウルミュージックやロックンロールを基盤にしたファンキーでグルーヴィーなサウンド、何気ない日常や募る想いを山盛りに乗せた歌詞、麗しのコーラスワーク、そして音楽界の大泉洋と謡われる札幌きってのエネルギッシュなエンターテイナー・上杉周大の強靭なボーカルで、フロアとステージの境界線は瞬く間に消滅。4人が纏った赤いスーツのように情熱的なステージ。ライヴを観る時、気構えなんかいらない。でっかい声と高々と挙げる拳さえあればそれでわっはっはだベイベー("バカ笑い大将"より引用)。トリを飾るは京都発5ピースバンド・片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ。SEが流れた刹那に巻き起こる手拍子にオーディエンスの期待値が伺えるも、その期待を、3月にセカンドフルアルバム『サカサマデアル』発売を控え、ますます油の乗ったライヴアクトでいとも容易く凌駕。叙情的な奥行きを持ち時に宇宙すら感じさせるギター、エモーショナルにうねる片山のハイトーンヴォイスは色とりどりの景色を見せてくれた。今年結成10周年を迎える彼等がアルバムタイトル通り音楽界を引っくり返すのも時間の問題かも知れない。
[文/宮本貴子、撮影/矢口美幸]
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