2010.3.6
まるで1つの物語の中にすいこまれたような感覚になるライブだった。
「MUSIC」のような明るさや「星のギター」のようなグルービーさをちりばめつつも、ミドルテンポ・スローテンポな曲中心の構成。ゆっくりじっくり進んでいくような曲たちに私はどうにも惹かれてしまう。くぐもった地を這うようなベースにクリアなギターの音と大迫さんの声と歌が、夜なんだけど星がキレイに輝いてちっとも暗くないし怖くないよって言ってるみたいな音楽。つまり一貫して希望が感じられるしとても元気になれる。MCで「いろいろあったけど10年バンドやってきて良かった、メンバーにも感謝してます」と、大迫さん。ドラムの南部さんが思わず「恥ずかしいです(照)」と口に出していましたが(笑)。私はひそかに感動していた。そんなとても誠実な意思の通ったバンドが出す音楽はやっぱりとても誠実で、だからこそとても心に響くのだなあと思った夜だった。"e-sound speaker TOUR 2009-2010 「風吹きぬける、太陽の夜明け」 ワンマンライブ" e-sound speaker -oneman- [文/塚本桃子、撮影/サヤカ] ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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