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Live Report ライブレポート 2010

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2010.3.13
"CARNATION tour 2010 「Velvet Velvet Again」"
カーネーション -oneman-

直枝政広と大田譲のカーネーションがタマコウォルズの中原由貴をサポート・ドラムに迎え行われた今回のツアーは、CLUB Que初日でスタートした。出だしから『スペードのエース』『体温と汗』『Velvet Velvet』など立て続けに力強いパフォーマンスを披露。安定感と緊張感という相反する空気を感じるのは、結成してから25年以上も経つ二人によるものだからこそなのかもしれない。洗練された音楽に身を委ねていると自然と溜息が漏れてしまう。MCでの二人それぞれのキャラクターが対照的で面白く、会話のキャッチボールの絶妙なタイミングにも楽しめた。『Dream is Over』や『Lady Lemonade』『The End of Summer』など過去の曲から『砂丘にて』の新曲などこれまでのカーネーションの進化を一気に感じる事のできる貴重なライブだった。白熱するギタープレイの途中で直枝さんの指が攣るアクシデントも起き(本人曰くパフォーマンスの一部)少し心配したが、アンコールではメンバー全員が一押しの「砂丘Tシャツ」に身を包み『夜の煙突』を演奏。観客と一緒に大合唱をしてライブは終了した。自分達の音楽を大切に続けている姿に勇気付けられた夜となった。
[文/松下恵子、撮影/藪下雷太]
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