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Live Report ライブレポート 2010

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2010.3.20
"騒音寺・R&R博徒三番勝負! 「R&R死闘編!」"
騒音寺/THE NEATBEATS

騒音寺R&R博徒三番勝負! 「R&R死闘編!」第一夜。 ニューロックシティ京都の化物、騒音寺と浪速のロッキン・マージービート・コンボ、THE NEATBEATSの待った無しの一本勝負。如何様、インチキ、誤魔化し無しの真剣勝負に、下北沢は3月の夜とは到底思えぬ熱気を見せた。先鋒を切ったのはTHE NEATBEATS、シンプルで、どストレートな骨太ロックンロールと抱腹絶倒必至の珍妙なトークに会場も大いに沸いた。最近ではトークイベントのチケットがライブチケットよりはけがいいともっぱら噂の彼らだけに、ツイッターカルチャーにモノ申すMR.PANの生き生きとした様子は、楽曲のプレイ時に負けず劣らず輝きを放っていた(ように思う)。 後手に回ったのは騒音寺、ロックンロールのロールの部分を強く匂わす貪淫で力強いステージング。中盤で演奏されたDrug store boogieでは、コミカルかつユーモラスなアレンジも加わり、現代に蔓延るドラッグアディクトなポップスター達の顔が次々と脳裏に浮かんだ。そんな毒気の強い演奏と裏腹にバレンタインに貰ったチョコレートの話を嬉しそうに話すなべのヒーリングスマイルに、思わずうっかりすっかり、誑かされてしまいたくなる。 R&R博徒三番勝負!第一夜。騒音寺×THE NEATBEATSという組み合わせからも察しがつく通り、一晩やそこらで決着がつく勝負ではないということで、勝負は次へ持ち越しだ。
[文/柚木沙織、撮影/サヤカ]

2010.3.21
"騒音寺・R&R博徒三番勝負! 「R&R暴走編!」"
騒音寺/JAPAN-狂撃-SPECIAL

「うぇ~い!」でお馴染み!京都発、ミック・ジャガー+スティーブン・タイラー+α=ナベさん率いる騒音寺。「R&R暴走編」と銘打たれたこの日はJAPAN-狂撃-SPECIALと対決!お客さんもバリバリのパンクスから「会社員?」な方まで、骨の髄までR&Rに侵された「R&R狂」の方々ばかり!マニアックな夜になる予感しかしません。そしてJAPAN-狂撃-SPECIAL!パンク?暴走族?アフロ?パンチパーマ?と、ルックスだけでもハングリー&アングリー精神が一発で分かるズルさ全開。R&Rにパンク、スカ、盆踊りとなんでもアリ!の多彩なロックで、分かりやすくノリやすいから、お客さんも踊らにゃ損!損!という狂騒だ。曲でもMCでも「なめんなよ!」を連発。相当なやんちゃぶりで暴走し続け、会場を暖めた。そして真打「騒音寺」が登場。赤のド派手なジャンプスーツを着たVo.ナベさんがステージに上がるだけで…神々しい!!R&R+ブルース+ファンク、和音階、POPな曲ですら"騒音寺節"のR&Rにしてしまうあたり、さすがの貫禄です!お客さんも老若男女入り乱れ、みんな好き勝手に騒ぎまくる!中盤ではナベさんが客席に乱入してもみくちゃ状態に!お約束の「うぇ~い!」は終盤で連発!「うぇ~い!」待ちのお客さんが多かっただけに、会場中に「うぇ~い!」がこだまする異様な光景☆客電がついても「R&R、もっとくださいっ!」と熱望するR&R狂の熱が治まらない!まさに「R&R暴走編」、否、「R&R爆走編」な濃いステージだった。
[文/金田千恵美、撮影/CLUB Que]

2010.3.22
"騒音寺・R&R博徒三番勝負! 「R&R炎上編!」"
騒音寺/片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ

春到来とは言え、それはまだまだ暦の上での話。夜ともなればすっかり冷え込む、3月も終わりに近づいたその日。しっかりとコートを着込んだ人の間をすり抜け向かったCLUB Queには、なんとTシャツ姿の人、人、人。そう、片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティと騒音寺の2マンライブである。 先攻となった片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティは、3月17日シングル「地球最期の朝がきて」をリリースしたばかり。更に4月14日には待望のセカンドフルアルバム「サカサマデアル」をリリースするということで、その気合いは勿論十分。相変わらずのテンションと熱気でフロアを跳ねさせ、踊らせ、楽しませ、メンバーと共にジャンプするオーディエンスでCLUB Queは文字通り揺れていた。その揺れを見事に大先輩・騒音寺に受け渡し選手交代。勿論、後攻だからと言って勢いが落ちるはずもなく、オーディエンスの熱気をそのままに、否、騒音寺は待ってましたとばかりに更に加速させていく。安定してながらも、いつまでもウキウキと楽しい気持ちにさせてくれる騒音寺節を炸裂させ、フロアの隅々までをくまなく笑顔で満たしてくれた。ハッピーな夜は、ロックンロールに染められて急速に更けてゆく。なんとも幸せな春の入り口の夜の出来事である。
[文/中島美咲、撮影/サヤカ]
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