|
2010.5.4
1曲目は『ウォークメン』。少しはにかんだ笑顔で登場したFREENOTEは、初夏にふさわしい、ポップでありながらも力強い空間を描き出していく。“ミュージックデイということで、最後の一音まで味わいつくしていってね！”というMCを皮切りに、『サンキューフォーザミュージック』を幸福感たっぷりに届ける。ロックが悲しみや怒りを共有するためのものなら、ポップスは幸せを存分に分かち合うもの。この日の２人は、誰もをそういう気持ちにさせるような暖かいステージを生みだしていた。続いて大きな歓声に包まれ岩瀬敬吾が登場。胸の奥が揺れるような大胆な音に、少し甘めの色気を含んだ声がよく似合う。曲間ごとにとびかう歓声に“ちゃかすなよ！ 今日はクールに行こうと思ったのに…”とこぼしていたけど、言葉とは裏腹に笑顔を浮かべながら最後まで情感たっぷりに歌いあげていた。全く雰囲気の違うアーティスト同士の対バン。客層が二分化していたからこそ、観客はお互いに新しいジャンルの音楽に触れられる。ミュージックデイにこの対バンを持ってくるなんて粋ですね、CLUB Que！"MUSIC DAY 2010 in SHIMOKITAZAWA" 岩瀬敬吾／FREENOTE
［文/渡部希美、撮影/祖父江綾子] ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
|
||||
