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Live Report ライブレポート 2010

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2010.5.5
"The Kids Are Alright"
ARUYO[池田アルヨ貴史(100s),辻アルヨ香織,永友アルヨ聖也(キャプテンストライダム)]/
松本素生/堂島孝平

ARUYO
松本素生
堂島孝平
周りを見渡すと人・人・人。その誰もが期待に満ちた顔をしている。何故なら今日は、ARUYOの初ライブ。トップバッターは松本素生さん。実は「松本素生」名義では初ライブ。てっきりソロでの登場かと思いきや、バンド編成での登場。アップライトベース+キーボード+ドラムを従え、ギターを奏でる松本さんは穏やかな顔。優しい雰囲気の中、フロアではお客さんが皆じっと耳を傾けている。曲が進むにつれ、透明感かつ芯のある歌声がフロアに拡がっていく。バンド編成であることが、更に松本さんの声を際立たせる。フロアのテンションも徐々に上がり、気づけばフロア一面に笑顔が咲いていた。続いてステージに登場したのは堂島孝平さん。青い照明に包まれ、さながらお洒落なバーに来たかのような雰囲気の中、演奏が始まる。笑みを浮かべ、大人の余裕を醸し出したかと思えば、MCでは急にあどけなさが見え隠れする。2曲目の「Have A Nice Way!」で、まるでライブの最後のようなコール&レスポンスを繰り広げたかと思えば、次の曲ではキラキラな魔法をフロアに散りばめる。くるくる表情が変わって目が離せない。堂島さんがよく王子と評される所以を目の当たりにした気がした。トリを飾るはARUYO。登場SEにしてフロアからは笑いが。そこに流れていたのはドリフターズの「いい湯だな」。会場が更に温かい雰囲気に包まれる。1曲目から会場全体で手拍子が始まり、皆思い思いに身体を揺り動かす。メンバー自身のカバー曲をやりつつ、オリジナル曲中心で進んでいく。3曲目の「下町ノスタルジア」は、タイトル通り下町を感じる温かな歌。そして手品タイムや土器の歌(!)を挟みながら、全ての酒飲みに贈るという「YOI YOI ARUYO」では「OSAKE!」のコール&レスポンス。最後は松本さんも堂島さんも加わって1曲。そうして最初から最後まで温かく、笑顔が絶えなかった時間は幕を閉じたのだった。
[文/和田紗代子・撮影/CLUB Que]
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