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Live Report ライブレポート 2010

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2010.6.25
"KAREN Presents 「mo-u moku”vol.5」"
KAREN
GUEST> HINTO
DJ> KAOSSILATORS(アヒト・イナザワ)

KAREN
HINTO
KARENがQueで行っているマンスリーライヴ。5回目のこの日、ゲストとして招かれたのはHINTO。元SPARTA LOCALSの安倍コウセイと伊東真一が中心となって結成したバンドだ。HINTOにとっては3回目のライヴ。私はこの日初めてHINTOを見たが、安倍コウセイがギターを持ってステージに立っている姿を見ただけで胸が熱くなった。1曲目【マドロミオ】。淡々としつつも、音のひとつひとつの温度が非常に高い。4人の音が全てしっかり自立しており、洗練されたアンサンブルが展開されていく。ラストに演奏された、ゴッホの映画がモチーフになっている【ひまわり畑】。力強さと切なさが織り成すスケール感に飲み込まれそうになった。KARENはVOLA & THE ORIENTAL MACHINEの楢原英介(Vio&Key)とfresh!の中村 浩(sax)を加えた7人編成。水彩画のように淡く、静かにQueがKARENの音で滲んで行く。極められた透明感のある7人の音はしなやかで美しく、力強さを帯びていた。その音に取りつかれるように舞いながら唄を紡ぐアチコは、妖精のように可憐で神聖だった。まさしく歌姫。アンコールの【Flapper】は、とめどなく眩しく輝く閃光のような爽快感。心の汚れが全て取れていくようだった。客入れや転換のDJにはKAOSSILATORS(アヒト・イナザワ)。踊れる曲が中心のクールな選曲に自然と体が動く。非常に贅沢な3時間半、終演後暫く夢見心地だった。
[文/沖さやこ、撮影/堀井りり]
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