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Live Report ライブレポート 2010

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2010.6.29
"オトナモードワンマンライブ「Our Way」"
オトナモード -oneman-

2004年に結成したオトナモード(Vo.高橋、Eg.伊原、Key.山本、Ba林、Dr小野田)だが、2010年6月末をもって高橋を除く4名が脱退し、それぞれの道を歩む。今夜のライブは5名でのラストライブとあって、開場前からかなりの長蛇の列ができていた。メンバーのみならずこれまで応援してきたファンにとっても様々な思いで臨んだ特別な日となったはずだ。『車窓』でライブはスタート。6月の湿度などまったく感じさせないような爽やかさに満たされ、ラストだからといったしみじみさもまったく感じられない。今回のセットリストはメンバーとスタッフによるセレクションによるもので、それぞれによる曲紹介とともに、『鐘』(ディレクター)、『10月の雨』(伊原)、『トビラ』(山本)、『森を抜けて』(小野田)、『眠りの海』(高橋)、『Our Way』(林)などが演奏された。『風になって』『ミルフィーユ』『グライダー』の連続も印象に残る。それとは別にMCのまったりした雰囲気もオトナモードの特徴だ。まるで会場全体がひとつの大きな教室のような感覚。放課後に日向ぼっこをしながらたわいもない話をして時間を過ごす。そんな懐かしい記憶が蘇るような気持ちがした。「決して後ろ向きではないんです。仲が悪いとかそんなんじゃないんです。形は変わるけれど、それぞれが音楽を続けていくために一番いい方法を選びました。これからも応援してください。」そう笑顔で語るメンバーたち。5名のオトナモードというのはもう見られないかもしれないが、今日のライブは会場にいたすべての人々の心に永遠に残ることだろう。
[文/松下恵子、撮影/おれんじぱんだ]
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