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2010.7.8
いよいよ今年も夏ノ陣の季節が到来。初日からSOLD OUTの今夜は、メレンゲVSセカイイチの好カード。先攻、夏ノ陣のトップを飾るのはメレンゲ。苦手と公言してきた夏を克服したのか、『旅人』『ラララ』といった爽やかな疾走感溢れる曲で幕を開けた。心地よいグルーヴにギターとベースが豊かな色味を添えクボケンジ(Vo)の甘くしなやかな声が響き渡ると、どうしようもなく胸がいっぱいになる。それは青と橙が絶妙なバランスで混じる美しい夕焼けに出逢ったような気持ちに近い。トラブルもものともせず『MOON LIGHT』などの新曲もたっぷりと披露した彼らの今後に期待が膨らむ。続いてレーベル移籍後、初ライブとなったセカイイチ。南国風味の『ウクライナ』や新曲の蓋も開けて、セカイイチらしい多彩なサウンドでロックンロールを表現。煌めくビートに心も躍り、同じ夜は二度と無いライブをQue一体となって全力で楽しむ。ステージを見つめながら揺れる沢山の横顔を見ていたら、こんなにも人を笑顔にする音楽の力に感動して涙が出そうになった。この日誕生日を迎えたVo.岩崎は改めて「日本を背負って立てるロックバンドになりたい」と宣言。バンドとフロアの本気がぶつかる真夏よりアツいライブは、客席のあかりがついても止まない手拍子にWアンコールとなった。秋に新しい音源のリリースを控えたセカイイチ。更にこんな素晴らしい世界をどこまでも広げていくだろう。"【夏ノ陣 "VS series"】" メレンゲ vs セカイイチ
［文/伊藤ひとみ、撮影/鈴木恵］ ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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