2010.7.10
雷を伴う大雨という前日の天気予報は見事に外れ、太陽はこの日の為に顔を出してくれた。先攻BUGY CRAXONE。小柄な彼女からは想像できない程の逞しく真っ直ぐに届く歌声。1曲目からMCを殆んど挟まずに一気に突き進み、あっという間に8曲。8曲目は新曲だったのだが、最初に受けたイメージとは異なり寄り添ってくれるような優しい歌声。その後のMCではVo.鈴木が「最後まで楽しんで、冷たい好きな飲み物を飲んで楽しい気分で帰ってください。」と笑顔で話す。その笑顔とともに『チーズバーガーズ ダイアリー』。梅雨の湿った空気を爽やかに変えてくれるようだった。そしてラストの『BOY』までスピードを落とすことなく12曲を終えた。後攻HARISS。1曲目『LOVE SAVE US』。一気にHARISSの世界へ観客を誘い、大人の色気が会場に漂う。様々なスタイルの楽曲で観客の心も耳も飽きさせない。また、思わず親近感を覚える少年のような無邪気なMCに引き込まれる。『DANCE FLOOR』ではミラーボールが回りだし、曲のタイトル通り会場がダンスフロアへ変わる。踊らなければ損と言わんばかりにメンバーも観客も踊りだす。Vo.AKIRAが主演を務める映画『ROCKIN' BROADWAY』に使用されている『LADY BIRD』は、ファンキーなウッドベースが印象的。アンコールでは「最後にロックしていこうぜ!」と叫ぶ。フロアの熱を最高潮にし、HARISSは去って行った。共演するのが1年以上振りという彼ら。どちらのバンドも楽曲やMCで様々な表情を見せてくれて、とても見ごたえのあるライブだった。"【夏ノ陣 "VS series"】" HARISS vs BUGY CRAXONE
[文/永井令佳、撮影/堀井りり]] ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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