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Live Report ライブレポート 2010

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2010.7.16
"【夏ノ陣 "VS series"】"
GHEEE vs カーネーション

GHEEE
カーネーション
薄明かりのステージ上で、楽器を手に持ち各々のセッティングとチューニングを行う。ドラムのシンバルの音が鳴り、ギターが音を出す。そしてドラムのカウントから、グッとくる音圧が身体に感じる。その音とともに赤白い照明が4人を照らし出す。そう、この日のトップを飾るGHEEEの登場である。近藤智洋(Vo,Gt)と深沼元昭(Vo,Gt)のツインボーカルからなり、疾走感ある曲が間髪入れずに突き進んでいく。曲によってボーカルが振り分けているのではなく、1曲の中でお互いが交互に唄い、そして重なり、聴く人の心と身体を1つにさせ溶け合わせてくれる。止まることを知らないかのように、たたみ掛けるドラムと唸るベース。そして2つのギターが気持ちよく抜けてくる。そんな熱いステージを見せつけくれるGHEEE。なんと16曲もやったというのだから驚きだ。決して長く感じず、もっとやってくれと思ってしまうほどなのだからすごい。そして、カーネーションの登場。骨太くずしっとしたロックでありながらも、柔らかさと鋭さをもつ直枝政広(Vo.Gt)のメロディーと歌詞が魅了させる。MCでは、「GHEEEさ、テンポ速いよ。この後やりづらくて。僕ら長いんだよね。さっき楽屋でドラムの人に聞いたら、やっぱりきついんだって。なんか安心しちゃった(笑)」と皆に笑いを振りまき楽しませてくれる。アンコールも盛大な拍手で迎えられ、会場のボルテージをさらに上げてくれた。この日の2組のバンドは、それぞれの持つ音楽の良さを魅了させた、VS seriesにふさわしい夜だっただろう。
[文/原田淳一、撮影/CLUB Que]
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