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Live Report ライブレポート 2010

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2010.7.18
"【夏ノ陣 "ONEMAN series"】
TOUCH US! "
ANATAKIKOU -oneman-

三年ぶりとなるニューシングルを引っさげてANATAKIKOUが久々に東京でワンマンライブ!しかも場所はなにかと縁のあるQue!夏ノ陣!これだけでワクワク要素はバッチリですよね。いつものSEで登場したメンバー、大はしゃぎはせずとも内に秘めたテンションがヒシヒシと伝わってきます!一曲目は『オオカミ少女』でスタート。そのまま『モネラ氏の庭園』や『おちばかるた』など変態色満載の曲の応酬。自然と拍手が起きたり、テンション高ぶる松浦のMCを見守ったり、観客の温かさも相まって、会場はすでに前半からワンマンならではの一体感に包まれていた。そのせいなのか『レモンの涙』の終わりがとてもシュールだったことは計算だったのかそうじゃないのか判断しかねるが、こういう遊びもANATAKIKOUらしい。セットリストは"新生ANATAKIKOU"になってからライブではおなじみになりつつある曲以外に、今の編成になってから初の楽曲、そして新曲も3曲披露された。新しい曲はしっとりしたメロディーな曲からお転婆あふれるパンクな曲までどの曲も松浦節が効いていて、今後どのような着地を迎えるのか楽しみだ。新しい4人になってからのサウンドは少しエッジの効いた尖った印象で、特に鍵盤の音が曲の鮮やかさを一層と引き立てておりあたかも新曲が始まるのかしら?と勘違いしてしまうほど。『シンデレラ』のリアレンジなど、曲紹介で松浦が「ニューシンデレラ!」と言ってしまうのもうなづける。今回のワンマンは、そんな楽曲の可能性を提示してくれたように感じた。「曲を作るということは皆に会いに来るということ」とMCで言っていたので、新しい音源を聞きながら待ち焦がれたいと思う。
[文/高橋亜も、撮影/松本順子]
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