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Live Report ライブレポート 2010

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2010.7.24
"【夏ノ陣 "VS series"】"
ドミンゴス vs フーバーオーバー

ドミンゴス
フーバーオーバー
暗転した会場。ステージ上に現れた黒いスーツを身に纏った4人組。先攻は、夏ノ陣に初出演となるフーバーオーバー。『フェンダー』で幕を開ける。ガツンとしていながらも、とてもポップな音に乗せられるVo岩沢の甘く優しい歌声。また、切なく、ほろ苦く、時にはダークな表情も覗かせる。そしてまるで言葉遊びをしているかのように紡がれる言葉達。その言葉達は恋をしている女の子の、「様々な感情がぐるぐる回って、どうしたらいいのか分からない」というような心の中をイメージさせる。Vo岩沢の「最後は皆で踊って終わりたいと思います。」というMCから始まった『ニトログリセリン』。歓声が上がり、また、身体を笑顔で揺らす観客の姿が多数見られた。女の子の恋心だけではなく、"君"と"自分"の物語も歌う彼らは、女の子だけではなく男の子の心も掴んで離さない。後攻はオレンジのスーツを身に纏った4人組、ドミンゴス。ステージに現れるや否や、大きな歓声が会場を包み込む。そしてゴム手袋を頭に被り膨らませるというパフォーマンスからの『あの娘はビタミンC』。曲の途中にVo一休が「ビックリして帰ってください!」と言っていたが、次々にステージに投げ込まれる飴玉や、夏の太陽にも負けないような存在感を放つ彼らに、もう十分びっくりさせられている自分がいた。9曲目『これからもよろしく』での、「これからもあなたのことが好きです!」という素直な叫びには思わずグッときた。最後まで輝きが止まらないドミンゴス。何度も「体力の限界」と言っていたが、その言葉が嘘に思えるほどの熱いステージ。終演後の観客の顔を見ていたら、彼らはファンにとっての太陽であり、まさにビタミンCなのだなと思った。
[文/永井令佳、撮影/CLUB Que]
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