2010.7.27
今夜はこんなの有り?と思わせるユーモア溢れるバンドばかりだ。ハッチハッチェルバンドが始まるとそこは賑やかなパリの街角。カントリー調の曲を歌劇の様に歌いあげ、シャンソンみたいな「パン屋の歌」はミュージカルのoneシーン。「今年43歳。調子外れの人生に祝福あれ! ここに来てる皆も調子外れでしょ。祝福あれ!」ラブソングを歌い始めると、その風景は一変し南国の海辺へと我々を誘う。そんな展開に驚かされながら「人生は綱渡りの歌」では旅(人生)は終わりまで楽しまなければと思わされた。パンダの着ぐるみで登場したギターパンダは「出身は岡山。好きなものロックンロール。一人でロックをやるのさ…」と自己紹介の歌から始まり、途中お客さんが「ロックンロール」と連呼し盛り上がる。被りものをとり「仲良くなれない…のは何故なんだろう」と歌ったかと思えば、エルビスならぬカルビスプレースリーで「サイテー」を。エロい歌詞にもかかわらず女子に大ウケ。そしてラストは「サイコー」な曲で締めくくった。MAMORU&THE DAViES「踊るダンスブギウギ」「ヒットパレード」とゴキゲンなダンスナンバーに皆踊るおどる!会場も揺れる!次にシャウトで始まったのはスピード感溢れるロックンロール。お洒落な下北沢系ロックンローラーだ。「キャー!」っと歓声が上がる中「ロックンロールなんか気持ち良くなくゃ意味ないよ」と歌えば、皆ノリノリ! ギターも前に出て客席を煽り、客席は最後まで揺さ振られ続けていた。次々と意表をつくバンドに心底楽しめた一夜であった。"【夏ノ陣 ”3BANDS series”】" MAMORU&THE DAViES/ギターパンダ/ハッチハッチェルバンド
【文/STILL、撮影/祖父江綾子】 ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
|
|||||