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Live Report ライブレポート 2010

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2010.8.18
"夏のVIVA YOUNG! ~ガチで行こうぜ!~ そろそろ、ソロで候"
曽我部恵一/百々和宏(MO'SOME TONEBENDER)

曽我部恵一
百々和宏(MO'SOME TONEBENDER)
VIVA YOUNG初日はバンドではなく、ソロ対決の日。先攻はMO'SOME TONEBENDERのボーカル兼ギターの百々和宏。「FLOWER」から始まり、ループさせた音に歪んだギターをかき鳴らしアクションを決めると、かすかに残るギターの余韻をバックに次の「奇跡の歌」につながる。「俺の1番好きな曲」と言って、ジョニーサンダースの「Sad Vacation」を、「ルースターズっていうかっこいいバンドがいて」と披露したのが「恋をしようよ」。一人だと寂しいから手拍子を途中で求めたが、スピードが速すぎて皆ついていけず、ばらばらの状況に苦笑いで「下手くそー!」と叫ぶ百々さん。聴かせるだけの曲だけでなく、歪んだギターで魅せる二面性もあり十分堪能できた。続いて曽我部恵一。できたばかりのアルバムからの新曲を披露し、先取りのレコ発気分。アルペジオやコードストロークにのった優しい歌声に心が惹かれていく。柔らかいメロディが一人一人を包み込むかのような雰囲気に、アコースティックならではの良さが伝わる。さすがに曽我部さんという感触。最後は2人で互いに1曲ずつお題を選んで一緒に演奏するという、豪華なステージに。ニールヤングとヴェルヴェット・アンダーグラウンドの曲を前半後半とで交互に唄い、アコギとエレキが見事に溶け合い、すばらしい弾き語りで最後を締めくくった。
[文/佐々木真由美、写真/中村美鶴]
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