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Live Report ライブレポート 2010

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2010.9.11
"地元PARTY of INVADERS"
KenKen of INVADERS/detroit7

KenKen of INVADERS
detroit7
RIZE、二枚舌などの活動で知られる実力派ベーシスト、KenKenこと金子賢輔率いるミクスチャーバンド、KenKen of INVADERSの主催企画”地元PARTY of INVADERS”。KenKenとは10年来の知己であるという3ピースガレージロックバンド、detroit7が先陣を切る。10月6日にリリースされるフルアルバム『NUDE』からの楽曲も交え、強靭なステージを展開。彼等の猛々しい姿を観ていると、まだ言葉すらない太古昔の、人間本来の持つ原子的な野性味・魂が、潜在意識の中でうずくのを感じる。むき出しの感情をありのまま高らかに鳴らす様に、自然と本能が呼び覚まされるのかも知れない。そして本日の主役、KenKen of INVADERSの登場。活動が不定期でメンバーも流動的な彼等。本日の構成員紹介。ベースボーカル:KenKen。ドラム:粂井昭、ヤマサキテツヤ。ギター:RIO、山岸竜之介。ラッパー:DAG FORCE。バイオリン:たまきあや。大御所揃い&大所帯。さらに夥しい数のエフェクターが舞台を埋め尽くし、客席からの景色は実に壮観。ファンク・ヒップホップ・レゲエ・ロック、多種多様な要素を含んだ音が、轟く雷鳴のように降り注き、超満員の会場は酸欠状態の盛り上がり。「彼は天才なんかじゃなく、ちゃんと努力していて、俺は彼が上手いから呼んだわけじゃなくて、格好いいから一緒にやってる」。この日KenKenが、齢11才のギタリストに贈った賛辞は、きっと今日集まったアーティスト全員にも通じるものだったのだと思う。理屈も誇張も装飾もなく、ただただ直感で格好いいと感じる音楽。2010年の9月11日に響いていたのは、紛れもなくそんな音楽ばかりだった。
[文/宮本貴子、撮影/CLUB Que]
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