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Live Report ライブレポート 2010

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2010.9.16
"CLUB Que16周年初日!はクボケンジ(メレンゲ)×Que's Friend"
クボケンジ(メレンゲ)×海北大輔(LOST IN TIME)

クボケンジ(メレンゲ)
海北大輔(LOST IN TIME)
16周年を盛大に祝う一ヶ月、Que's 16th birthday presents『Sweet little sixteen』のトップバッターを飾るはクボケンジ(メレンゲ)×海北大輔(LOST IN TIME)。まずはLOST IN TIME・海北さんが登場して「僕、淡々と歌うんで…」と。淡々と、でも力強いギターの音と芯のある声がQueに響く。ギターの音だけという設定ゆえ、とてもまっすぐな彼の言葉ひとつひとつが胸に突き刺さる。"あの頃は良かったなんて…"、そんな「列車」が今日は一段とグッときて泣きそうである。かと思えば結婚する友達のために作られた曲「陽だまり」にキュンとくる。「結婚行進曲」がサビのベースになったこの曲は"二人なら大丈夫きっと全てがうまくいくさ"と優しい言葉で、不安な気持ちも吹っ飛んでしまいそう。11月に発売されるアルバム『ロスト アンド ファウンド』のことにも触れ、「忘れ物は出てこないと忘れたことに気がつかなかったりする」、「見つけてくれてありがとう」ということをMCでおっしゃっていた。忘れ物が出てきたときのようなすごくうれしい気持ちになるんだろうな、発売日が待ち遠しくなるライブだった。続いてクボさんが登場。登場から会場は笑い声と笑顔で包まれている。見渡すと会場全体がなんだか"見守っている"という表現があっているようだ。「クボナイトへようこそ」とのことでしたが、そうだったんですか(笑)。でも、さすがの俺ナイト、口笛が頼りないのも愛嬌だったり、MCでは自らを"修羅"だと称したり、ちょっと危ない時事ネタで会場を沸かせたり、俺がとどまる事を知らなかった。本当に本人曰く「キレキレやで」でした。「再会のテーマ」と「ムカデノエキ」が続き、「活動限界だ」と3曲目「ボタン」で、サポートギターのアッキーさん(PLECTRUM)が登場。流れるようなギターとクボさんの声がとても相性が良い。続く「ルゥリィ」からメレンゲメンバーが揃い、バンドセットに。曲はアコースティックにアレンジされていたので、ソロだけでは味わえないなんともバラエティに富んだセットに。アンコールの「タイムマシーンについて」まで、カントリー調だったり、疾走感あふれる曲調だったり、細やかなアレンジの曲とちょっとかすれる甘い声に聞き惚れてしまった。全編通していつにないレアな感じで、これから一ヶ月続く16周年イベントの最高の幕開けだった。
[文/高橋亜も、撮影/サヤカ]
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