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Live Report ライブレポート 2010

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2010.10.1
"We are Back !! POLYSICS !!!"
POLYSICS -oneman-

3ピースになったPOLYSICSの初のワンマンライヴ。ポリと言えばやはりシンセやボコーダーなど電子的なイメージが強く、さらにハヤシ(Vo.Gu.)と同じくらいメインボーカルの様な位置にもいたカヨ(元Syn.など)が脱退したということで、どうなってしまうんだろう…と思ったのは僕だけではないはず。しかしそんな不安は、ライヴを見れば見るほど、薄くなる。まずシンセパートは同期され、ハヤシも弾いていたし、ボーカルもフミ(Ba.)が歌うなど分担もバッチリ。そして何より、非常に肉厚なサウンド。同期は有るものの以前に増してギター、ベース、ヤノ(Dr.)のドラムがドスッと強く突き刺さる!正直ビックリだ。機械を食べた怪獣が、それを排泄しスッキリした、そういう印象である。曲はと言えば、その変態ぷりそのままに、いやむしろ、今まで変態ぷりを覆っていたシンセなどのポップさが引っ込み、代わりに出てきたストレートな音圧にどんな曲でも身体が揺れてしまう。ライヴを通してもちろんバンドが素晴らしいのだが、相変わらずトイスなMCに、ステージを縦横無尽に掛ける姿、観客のタオルを取り汗をふき、返したり、ギターをこれでもかと鳴らすなど、ハヤシのフロントマンとしてのパフォーマンスがより輝いて見えた。新旧交えた大満足の1時間半。最後の白い照明が、新たな怪獣の誕生を祝福しているかのようだった。
[文/松原一樹、撮影/POLYSICS STAFF]
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