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Live Report ライブレポート 2010

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2010.10.23
"HARISS presents 「DEAD MAN'S CURVE vol.2」"
HARISS/THE NEATBEATS
DJ> TAKA5H1(RALEIGH,P.SLIDER)

HARISS
THE NEATBEATS
薄暗い会場内は、DJが空間を揺らしミラーボールがフロアーを照らす。まだ夜の7時前だというのに、深夜のような雰囲気だ。DJの音量が小さくなりたくさんの照明がステージを照らす。黒スーツにリーゼントの四人組、THE NEATBEATSの登場だ。 演奏が始まるや否や、一気にフロアーが熱くなる。ステージは勿論、時にはフロアーに降り観客も巻き込んで縦横無尽に駆け巡る。かと思いきや『BLUE BLUE BLUE』では、ギターの音色が哀愁を漂わせ、暑く熱くなったフロアーをクールダウンさせる。MCは、まるでコントが始まったかのようで観客の笑いを誘う。最近はライブのチケットより、すべらない話のチケットの方が売れる、と専らの噂だけあって本当にすべり知らずだ。Mr.PANは「無駄こそがロックンロールだ」と言っていたが、演奏もトークも一切、無駄がない。言葉や音の一つ一つが、まるでマシンガンのような勢いで全身を撃ち抜き観客を煽り続けた。 転換中はDJがフロアーの熱を保ち続けHARISSへと繋ぐ。THE NEATBEATSとはうってかわってダークな雰囲気での登場。まるで打楽器かと思うようなファンキーなウッドベースの音色が響く。『LOVE SAVE US』だ。思わず身体が動き出す。『HEAT WAVE』『WEEKEND』ではサックスに佐田智(SunJAM)を迎え、より一層音に厚みが加わる。ラストは『LADYBIRD』。ウッドベースとドラムのタイトなリズムと、前を向いて進んで行けるようなメロディーに身体を預ければ、自然と心も身体も揺れる。アンコールではMr.PANと佐田をゲストに迎え『BACK IN THE USSR』と『MONEY』セッション。最初から最後まで踊りっぱなしの観客の顔からは疲れを感じず、とても満足そうな笑顔が会場いっぱいに満ち溢れていた。
[文/永井令佳、撮影/祖父江綾子]
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