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Live Report ライブレポート 2011



2011.1.13
"Quip presents「& 01」"
SCOOBIE DO/FoZZtone
音楽雑誌Quip magazine主催イベント、「& 01」の記念すべき第1回公演は、大入り満員の大賑わい。むせ返るような会場にまず姿を現したのは、4人組ロックバンド、FoZZtone。クールなビジュアルとは対照的に、動きのあるステージングでオーディンスを魅了。身体を自然と揺さぶられるダンサブルなナンバー、ハードなロックンロール、思わず鼻の奥がツンとするバラード。多様な楽曲の中にたぎるパッションに、惜しみない拍手が贈られた。そして、日本ファンク界を先導し続ける男達、SCOOBIE DOがSE「A chant for Bu」に乗って堂々の登場。イントロダクションでお馴染みの口上をぶちかまし、「トラウマティック・ガール」で冒頭から鮮烈な滑り出し。メロウでソウルフルなアクトに、思い思いに踊り、歌い、そして笑う観客たち。この日がSCOOBIE DOの2011年初ライヴということもあり、MCで「今日が今年初ライヴだって奴」(数人が挙手)→「じゃあ今年初じゃないって奴」(同じく数人が挙手)→「忘れちゃえよそんなライヴ!」なんて言ってのける場面も。ARCHIE BELL & THE DRELLSのカヴァー曲「Tighten Up」のコール&レスポンスで生まれた場内の一体感が、キラーチューン「Back On」で大爆発し、会場はモッシュの渦。そしてデビュー曲「夕焼けのメロディー」で怒涛の盛り上がりのまま本編終了。アンコールは昨年発売された『何度も恋をする』から「バンドワゴン・ア・ゴーゴー」を演奏。嵐のような余韻を残し、イベントは終幕。この日、2011年3回目のライヴだった私は、2回のライヴをまんまと忘れそうになる程、SCOOBIE DOに痺れてしまったのだった。コヤマシュウの言霊、おそるべし。
[文/宮本貴子、撮影/小川舞]
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