CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2011



2011.7.18
"CLUB Que夏ノ陣 2011 【VS SERIES】"
セカイイチ vs FoZZtone

セカイイチ
CLUB Que夏ノ陣といえば恒例の【VS SERIES】が目白押しのイベント。この日は、FoZZtoneとセカイイチの豪華な対決。先攻はFoZZtone。始まりの曲は「ロードストーン」からで、渡曾将士(Vo,Gu)の鋭く熱い視線と歌声が会場の雰囲気を高め、彼らの音楽に引き込まれていく。「ENEMY」や「口笛男」と前半は最近出したアルバム「NEW WORLD」からの選曲が中心で、後半は「音楽」、「黒点」、「school」など盛り上がりのある曲を絡めての流れ。メンバーのテンションも高く、終始迫力あるライブを披露し、彼らの音楽が心の中のわだかまりを吐き出させてくれて、楽しさを開放させてくれる。FoZZtoneのカッコよさはこの日も際立っていた。そして、セカイイチの登場。FoZZtoneとは違ったアプローチのバンド。「シルクハット」のファンタジックな優しい雰囲気の歌詞の曲から始まり、会場を別の世界へかえていく。ポップでロックだったり、しっとりとしたバラードを奏でたり音楽の幅の広さを感じさせてくれるセカイイチ。面白さも兼ね備えたメンバーのキャラもあってMC中は笑いがあったりと、楽しい時間が流れていく。彼らの人間性が音楽となって響き渡り、曲を聴けば彼らのことが分かるようなバンドはそうそういないだろう。アンコールでは、会場の盛大な拍手でセカイイチとFoZZtoneのメンバーが再登場。CLUB Queの夏ノ陣の看板が会場にあるのだが、岩崎慧(Vo,Gu)が「あれは光る」と言って、少しの間があってから看板が光りだす。それを確認すると持っていたアコギを鳴らし、「あかり」を披露。会場はさらに盛り上がり、奮い立たせるような歌詞と曲調で最後にはふさわしい曲で今日を締めくくる。FoZZtoneとセカイイチの魅了的なツーマンライブ。2バンドの絡みも見れて、他では見れないようなQueならではの夏ノ陣。すごく素敵な幸せのひと時を感じさせてくれたライブだった。
[文/高田知沙、撮影/CLUB Que]
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.