CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2011



2011.10.2
"CLUB Que ANNIVERSARY "SEVENTEEN GRAFFITI !!"
-POLYSICS presents 「A Touch and Go!!!」-

POLYSICS
GUEST>宇宙人

POLYSICS

 
ドレスコードか!?ってくらいバンドTシャツに首タオルのオーディエンスが犇めき合うフロア。POLYSICSがオススメする次世代バンドとのガチンコ対バンイヴェント“A Touch and Go!!!”。先攻は高知の4人組バンド・宇宙人が登場。2010年のFUJI ROCK FESTIVALのROOKIE A GOGOに出演を果たした強者でもある彼ら。リズム・アンド・ブルースmeets昭和歌謡と言うべきか。淡々としているのだが、胸をざわつかせる様な不思議な空気感。千鳥足のようなリズム、舌足らずのあどけないヴォーカル、何度もリフレインするメッセージ……キュートだけど不気味。隙だらけのようで隙が無い。本物の宇宙人に会ったような感覚に陥ってしまった。SEが鳴った途端、場内は一気にヒートアップ。後攻、黒いつなぎを身にまとったPOLYSICSが登場!ハヤシの甲高い“TOISU!!”の掛け声で幕を開け、観客は前へ前へと押し寄せる。「むすんでひらいて」ではバッチリのコール&レスポンス。オーディエンスはまさにお祭り騒ぎで、メンバーの登場をお行儀良く待っていたのが嘘のよう(笑)。ハヤシとフミは激しいヘドバンをしながらギターとベースを炸裂させたり、「Mach肝心」では歌詞の中に“CLUB Que”“A Touch and Go”などを盛り込んだりと、フロアを刺激しまくる。長年のキャリアが培った安定感のあるサウンドは抜群の飛び道具だ。ハヤシは自分の頬を全力でビンタしたり、お客さんのタオルで汗を拭いたりと、ハチャメチャに見えるパフォーマンスでありながら、音に対する集中力と音の1つ1つが放つ気魄は尋常じゃない。ここまで自分たちの実現させたい世界を炸裂させ、観客に歩み寄るライヴが作れるのは本当に凄いことだ。最初から最後までクライマックス。終演後もしばらくフロアは熱気に包まれた。
[文/沖さやこ、撮影/上山陽介]
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.