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Live Report ライブレポート 2011



2011.10.3
"CLUB Que ANNIVERSARY "SEVENTEEN GRAFFITI !!"
フラワーカンパニーズ/THEイナズマ戦隊

フラワーカンパニーズ

THEイナズマ戦隊
連日活況を呈するQue17周年記念イベント。今夜のツーマンもチケットソールドアウト。寒空の下、Tシャツ・タオルの御仁が体から湯気を放ちながら列を成し、開演前から大盛況。サポートキーボードを加えた5人編成のTHEイナズマ戦隊(以下:イナ戦)が登場するやいなや、観客が前方に詰め寄り雪崩が起こる。次々に繰り出されるご機嫌なロックナンバー、ハイテンションな関西弁MCで、のっけからイベント終盤級の盛り上がり。先日リリースされたばかりのニューアルバム『愛とファイター』より渾身のバラード「愛じゃないか」でステージを終え、結成22年、邦楽ロック界の中核を担う存在となったフラワーカンパニーズ(以下:フラカン)にバトンを渡す。「馬鹿の最高」で勢い良くスタートを切り、ヒートアップするオーディエンス。中盤には新曲2曲(「心の氷」、震災後に作ったとゆう本邦初公開「246」)を立て続けに披露。本編ラストは「YES,FUTURE」。ステージに向けて伸ばされた腕が波打つ海のようで壮観。アンコールの「ラララで続け!」のコール&レスポンスで会場の一体感は頂点に。鳴り止まない拍手に応えてのダブルアンコールは「サヨナラBABY」。涼やかなアコースティックギターの音色に骨太なベース、奥行きあるバカテクギター、軽やかなドラムが加わり、会場中が手拍子と笑顔に包まれ、大団円のまま終演。フラカンの歌は、時々過去の自分を振り返りながら、でも前を向こうと頑張っていて、だから今を生きる私達の心にすっぽりと納まるんだろう。生きててよかったと思える夜を連れてきてくれるんだろう。出口に向かって、明日に向かって、笑い顔で歩いてゆく人波を見ていたら、強くそう感じた。
[文/宮本貴子、撮影/上山陽介]
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