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Live Report ライブレポート 2012



2012.2.19
おとぎ話/セカイイチ
大勢の人で満たされたCLUB Que。この日は、おとぎ話とセカイイチのツーマンライブ。始めに登場したのは、ステージ上で電飾が輝く中、SEの「星に願いを」が流れ会場を一気にメルヘンの世界へと導くおとぎ話。メンバー同士での信頼感があるからなのか、それぞれが自由でいるにも関わらず、バランスが凄く取れている安心感のあるステージで、有馬和樹(Vo,Gu)の柔らかい独特な歌声が心に響きわたる。彼らの笑顔からは、今この場で自分達の音を鳴らして皆に聴いてもらい、一体になることが何よりも楽しくてしょうがないというライブ。本人達は不良メルヘンバンドと言っていたが、不良=ROCK、メルヘン=POPという意味合いでなのかなと勝手に解釈。解放感に溢れたステージを魅せ、たっぷりの余韻を残しておとぎ話のライブが終了。そして、セカイイチの登場だが、おとぎ話の勢いをそのままに最初からかなり熱のこもったステージで会場を盛り上げる。この流れにうまく持っていけるあたりは、お互いに気の知れた仲だからだろうなと感じてしまう。『Step On』で始まり、新旧織り交ぜてのセットリスト。胸を撃たれるような衝撃とスローなナンバーで柔らかく包み込むライブに心を揺さぶられてしまう。あれだけヒートアップした中でも演奏のクオリティは下がることも無く、一瞬一瞬をとても大切にして記憶に焼き付けてくれるセカイイチのライブは圧巻。両バンドともライブの楽しさを十分に味合わせてくれた最高の一日にさせてくれた。
[文/佐々木真由美、撮影/CLUB Que、おとぎ話]
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