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Live Report ライブレポート 2012



2012.3.16
"A.R.M.0316"
GHEEE/THE NOVEMBERS
GHEEEとTHE NOVEMBERSの2マンライブ。会場は満員でバンド歴の先輩、後輩の位置付けからか客層の幅も広く、お互いにとっても刺激をもらえて新たな発見が生まれそうな雰囲気。先行はTHE NOVEMBERSからで、メンバー登場によってギュッとステージ側へと動き出す観客。それを見届け「小声は彼岸に響いて」から始まると、もうここから先は彼らの世界が止まることなく繰り広げられる。MCを挟むことなくノンストップで終始流れていくのだ。中盤の「Gilmore guilt more」から「こわれる」に繋がる流れが凄く気持ち良く感じ、次の曲の良さを引き立てていく演奏に最高の気分。終盤は安定した『彼岸で散る青』で落とし、『再生の朝』で締めくくる。しっかり構成された彼らの世界観に会場は浸れていた。曲と曲の繋ぎにまったくの違和感もなく、無駄がまったく無いのだが、それによって聴き手には窮屈な感じも与えず、ひとつの物語のように進んでいくステージに彼らの凄さを改めて感じた。そして、GHEEEの登場。THE NOVEMBERSとは違った疾走感溢れるライブステージ。浸っていた観客も今度は曲に合わせて乗り始める。近藤(Vo,Gu)と深沼(Vo,Gu)のツインボーカルは、互いの個性を尊重しあいながら、ときには重なり合ったりと自在に形を変化させて未知の感覚へと引き込ませる。2バンド共に違った魅力を見せつけてくれた最高の対バンで満足できたライブであった。
[文/川窪大志、撮影/STAFF]
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