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Live Report ライブレポート 2012



2012.6.2
"SONIQUE LIVE!! Vol.3 -From FUKUSHIMA To TOKYO-"
音速ライン/paionia[※support Dr.小寺良太(ex.椿屋四重奏)]/いしばしさちこ(BAND)
片平里菜/ミーワムーラ/富澤タクa.k.a遅刻(グループ魂、Number the.)
DJ>平山"two"勉(normadic records)/タナカジュン VJ>福島の美しい写真・映像展
昨年5、6月Que店長二位さんが沢山の人を引き連れいわきに駆けつけてくれた。vol.3はQueでの開催。福島出身アーティストが集まった。いわきの写真家サカイタカシの写真がスクリーンに流れる。福島在住レーベル、ノーマディックレコード平山のDJが響く中、いしばしさちこバンド登場。「本当に楽しみにしてました!」今日が特別なイベントである事を伝えてくれる。いわき在住のミーワムーラ、子守唄とブルースをいったりきたりするような歌。福島の海に住み、原発問題と向き合っていく中で生まれた歌を大切に歌ってくれた。続くpaionia、ドラムに小寺良太(ex.椿屋四重奏)を迎えての編成。MCも少なく演奏で伝えるライブ。3人一丸となった瞬間が圧巻。ストイックでナイーブな歌がとても切なく響いていた。福島市在住、片平里奈。福島にいて感じる事を歌う。よくわからない世の中でがんばる若者の姿が伝わってくる。緊張しながらもしっかり歌う姿が印象的だった。富澤タクの登場。途中でサングラスをかけるだけで会場が沸く。存在感たっぷりだ。「予定~福島に帰ったら~」では福島の映像を流しながら歌う。富澤の福島愛が詰まっている。本音は常にシンプルだからこそ伝わる、と改めて感じた。トリの音速ライン、電車が台風で止まっているとの情報が入る。「もう朝までみんなで楽しもうぜ!」藤井が即興で歌いだす。「帰りたくない」大久保がメロディアスなラインで支える。楽しくて帰りたくない。本当にそう思った。いつまでも続く歌がみんなの気持ちを代弁していた。今の福島にとって、多くの人に知ってもらう事、忘れられない事。最も重要な課題である。二位さんはいつも楽しく一番必要な事を形にしてくれる。もう一つの課題、現地の人間が自分自身で動き出す事。この友情を大切にするためにもSONICも自分自身で発信し続けていきたい。
[文/club SONIC iwaki店長三ヶ田圭三、撮影/サカイタカシ]
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