2012.7.17
バンド編成では久しぶりのライブとなった近藤智洋。とは言え、GHEEEや今年から始動したThe Everything Breaksでも活動している。もちろんソロでの弾き語りライブも精力的に行っているが、ザ・バンディッツ・リベレーションでのライブはどこか特別感がある。ライブは名曲『Everyday&Everynight』から始まった。ピロのパーカッションと佐田のSaxが軽快に絡む。途中、ピアノを弾きながら歌う近藤、ベースのヒサヨがセンターに移動する。フレキシブルに動けるのもこのバンドの魅力だ。後半は新曲の『夕闇と少年』『ひとりぼっちのメロディ』を挟みつつ、近藤が踊り出すくらい突き抜けるライブを見せてくれた。続いてunkieが登場し、場内の空気が色めき出す。TOKIEの超絶テクな上に艶やかなベース。青木のソリッドで変幻自在に音を操るギター。モヒカン頭のドラマー城戸はストレートな8ビートから変拍子までグイグイと力強いビートでひっぱる。三位一体となったサウンドが聴く者の耳を捕らえ、その演奏に目を奪われる。MCで城戸が「ロックンロール!」と叫び、フロアごと高揚させる。unkieは歌の無いインスト・バンドながら、音から発せられるメッセージは確かにロックンロールだと感じた。そんなスリリングで艶のある2バンドの競演が、ひと夏の記憶として刻まれた。"AtQue★夏ノ陣2012 VS series" 近藤智洋&ザ・バンディッツリべレーション with ピロ vs unkie
[文・撮影/ヒビキ] ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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