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Live Report ライブレポート 2012



2012.11.6
"新生DQSワンマン ~10 Drummers 1 soul ~
DQS[Dr1:溝渕ケンイチロウ(ザ・カスタネッツ/KGSS ON THE PEAKS)
Dr2:ヤマグチユキヒコ / ハジ(ハックルベリーフィン)
Dr3:高橋浩司(HARISS/The Everything Breaks)、Dr4:小関哲郎(about tess / dario)
Dr5:森 信行(ex.くるり)、 Dr6:ハギー(LOVE 9 Floor/ソレカラ)
Dr7:おかもとなおこ(つばき/THE GIRL)、Dr8:HAZE / ハゼ(UNUS/ex.PICK2HAND)
Dr9:比田井 修(ex.School Food Punishment)、Dr10:北野愛子(your gold, my pink)
Gu:野口徹平(Hi-5)、Ba:平田博信(Swinging Popsicle)、Key:堀越和子(GOMES THE HITMAN)
かつてドラム9台による演奏で度肝を抜いたDQS(Drums Quick Service)が、今回はドラム10台による新生DQSとして生まれ変わった。まずステージとフロアにドラムが10台並ぶ光景に圧倒される。ステージにはHAZE、ハジ、高橋、森、おかもとが並び、フロアにはハギー、北野、ケンイチロウ、比田井、小関と並ぶ。そんなドラマー10人+Gu野口、Ba平田、Key堀越がサポートで参加。リーダーのケンイチロウが中央に立ち指揮をとり演奏が始まる。一斉にドラムが打ち鳴らされ、重厚な音が体全体を包み込む。10名が二手に分かれ(さらに三分割も)、各々が違うリズムを刻み、隙間を埋めるようにリズムが合わさる瞬間はトリ肌ものだ。反復するリズムに合わせジワジワと登りつめていく様は、まるでアスリートのようであり登山家のようでもある。さらにケンイチロウは指揮もとりつつ歌もうたう。そう、DQSが素晴らしいのは歌が軸にある点だ。インスト・ジャムバンド的なノリをイメージするかもしれないが、DQSには美しいメロディがあり打楽器が歌と呼応している。MCで「歌心を持ったドラマーが集まっている」というのを、森のドラムに合わせ高橋がKANを歌いながら解説した際、場内は爆笑に包まれたが凄く解りやすかった。また、お客さんを10名ステージに上げ、音圧を体感してもらうコーナーもDQSのライブならでは。そして、2013年春頃にDQSがLookHearRecordsの第二弾としてリリースされることも発表された! 9拍子の曲に続き、本編最後はマーチのようなリズムに乗ってケンイチロウが渾身の力を込めて歌い上げた。全員が力をふり絞ってひとつの大きな作品を創るようなライブ。まだDQSを目撃したことがないなら、とにかくライブに足を運んでほしい。
[文/ヒビキ、撮影/祖父江綾子]
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