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Live Report ライブレポート 2012



2012.11.19
"CHEMICAL BUMP SHOW!!"
山中さわお[Vo,Gu:山中さわお,Ba:鈴木淳,Dr:楠部真也,Gu:山倉勇太]
POP CHOCOLAT/gold sounds

山中さわお

POP CHOCOLAT
the pillowsファンにはお馴染みのライヴイベント「CHEMICAL BUMP SHOW!!」。まずは仕掛人である山中さわお(以下:山中)が現れ、トップバッターgold soundsを紹介。THE POPPERSを母体に結成された4人組。本日発売のニューアルバム『WORKING HOLIDAY』の楽曲を中心にライヴは展開。淡々とした演奏が中盤からじわじわと熱を帯び、男女ツインボーカルのハーモニーと響き渡る鐘のように神々しいギターが煌めく「Thank you」は心が洗われるように神聖な気持ちになった。POP CHOCOLATは全員が水玉模様の近未来的な衣裳でお目見え。「differ」からスタート。躍動感あふれるリズムとソプラノ・ヴォイスが上昇気流のように立ち上がり、キーボードが奥行きと色彩を添える。ラスト「free throw」まで高揚感たっぷりのアクト。そして真打ち、山中バンドの登場。ソロのバンドでは初ライヴ。「Music Creature」を選手宣誓のように高らかに歌い上げ、「Vacant House」ではフロアから自然と拳が伸びる。「今日はこの後全部新曲です」「だから間違えても誰にもバレない」とイタズラっぽく笑う山中の言葉に歓声が起こる。前のめりでギターをかき鳴らし、ステップを踏みながら声を震わせ絶唱する山中を、真剣な眼差しで見つめ、初めて触れるサウンドを取りこぼすまいと耳を澄ますオーディエンス。鳴り止まないアンコールに応えて「DAWN SPEECH」を披露し、ライヴは終了。10曲中7曲が新曲という大胆な構成ながら、新旧を問わず一貫する山中の情熱、ファンとの強靭な絆を、改めて思い知らされる勇壮なステージだった。
[文/宮本貴子 撮影/大出丈仁]
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