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Live Report ライブレポート 2013



2013.1.11
"フリサト「カラフルでキテレツな」リリース記念イベント 『TOVILLA vol.2"
フリサト/MOUNTAIN HORNS & MB's/J.P.NAYUTA
昨年12月5日に発売されたニューアルバム『カラフルでキテレツな』ツアー真っ最中のフリサト。激アツなアクトで会場のボルテージをアゲにアゲてくれたJ.P.NAYUTAとMOUNTAIN HORNS & MB'sに続き、堂々の登場。メンバー全員で円陣を組み、ステージは暗転。ドラム後方からまっすぐ伸びる照明に照らされ、アルバム表題曲「カラフルでキテレツな…」からスタート。「青い春」のグルーヴィーな高速ビートで一気にテンポアップ。「TOVILLAへようこそ!」の第一声でハンドクラップが起こり、そのまま「About Sensation」へ雪崩れ込む。今年初ライヴでリリース記念の晴れ舞台とゆうこともあり、最初そこはかとなく漂っていた緊張感は徐々に消え、歌詞に合わせてボーカル水元が「それそれそれ!」と祭り囃子のように観客を煽り、フロアとの距離は瞬く間に縮まってゆく。MCを挟んで「蜂蜜色の花と風」。ライトハンド奏法、唸るチョーキングなど、倉沢のギターテクが冴え渡る。ライヴで滅多に演奏されないレア楽曲「ロバートと向日葵」、厳かなベースラインから始まるバラード「水の音」、散弾銃のように繰り出される音の連打が痛快無比な「ビートルジュースは今」など、アルバム収録曲を余すことなく披露。水元の叙情的な歌声が聴き手の心を打つ。本編ラストはキラーチューン「僕らの行方」。冒頭のイントロコーラスからの疾走感が、そのままサビで爆発。最高のアンサンブルを奏で、熱気は頂点へ。アンコールは「世界の半分」と「楽園作り」。フォーク、オルタナ、ロック、ポップ、色とりどりの音楽が混ざり合った、まさにカラフルでキテレツな一夜。そしてフリサトの朴訥な人柄が伝わる、優しく、あたたかく、幸せな時間だった。
[文/宮本貴子 撮影/saito mayumin]
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