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2013.3.3
Queでの開催は3年連続になる、桃の節句（桃野セックス）にちなんだMONOBRIGHTライヴ。チケットは完売。ヒダカトオル脱退後、4人体制になって初のワンマン。客電が落ち、白ポロ、メガネ姿のメンバーが現れ、デビューシングル「未完成ライオット」をプレイ。原点回帰の新体制を象徴するオープニング。ベストアルバム・リリースツアー初日の今夜は、桃野がコンセプト別にチョイスしたスペシャル構成。"恋"に続くテーマは"少年"。ステージ下手側のモニターに4人の少年時代の写真が映し出されるひとコマも。「あの透明感と少年」「旅立ちと少年2」「孤独な太陽」に続き、"大人"コーナーへ。キーボードを導入して「幽霊」「雨にうたえば」をシューゲイザーアレンジでじっくり聴かせ、「DANCING BABE」でフロアを陽気に揺らし、怒涛の後半戦に突入。お題が"ライヴ"だけあり、「REVOLUTION」「アナタMAGIC」などキラーチューン連発でモッシュ、ハンドクラップ、コールアンドレスポンスの嵐。お祭り騒ぎで飛び跳ねる観客はみな満面の笑顔。「SGS」のメンバー紹介では瀧谷が早口言葉に挑戦し、ひなまつりの歌を桑田圭祐風にカバーするなど遊び心満載の演出。高速スカビートが乱れ飛ぶ「踊る脳」の熱狂覚めやらぬ中、本編最後に披露された「涙色フラストレーション」は、思わず目を細めるほどに眩しく、落とした肩を叩かれているように優しく、MONOBRIGHTがこれからの自分達に向けてエールを送っているようにも感じられた。「20th Century Lovers Orchestra」、観客からのアイディアで命名された新曲「ヒダカトオル」、「紅色 ver.2」の3曲でアンコールを終え、一本締めで終幕。新生MONOBRIGHTの決意表明そのものと言える、真っ直ぐで力強いライヴだった。MONOBRIGHT -oneman-
[文：宮本貴子／写真：衣川正一] ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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