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Live Report ライブレポート 2013



2013.3.27
"TOKYO CAN'T STILL 13-3-27"
近藤智洋&ザ・バンディッツ・リベレーション
MOTO-PSYCHO R&R SERVICE[澄田健(G,Vo)、穴井仁吉(B,Vo)、Kanna(Dr)]/ Liquid

近藤智洋&ザ・バンディッツ・リベレーション

MOTO-PSYCHO R&R SERVICE

Liquid
トップに登場したのはLiquid。70年代テイストの熱量たっぷりのロックギターと、斜めにかまえたウッドベースの激しいスラップ、音の隙間を軽快に埋めるタイトなリズムを叩き出すドラム(叩く姿が嵐の松潤そっくり!)。横浜のトリオバンドが生み出す爆音は、親しみやすい風貌ながら、クールなスタンスのタダモノならぬ風格。音の広がりを感じさせるサウンドは、ワクワクして全編インストでも飽きる事がない。2番手は、ロッカーズやルースターズでの活動でも知られるベーシストでダウンピッキングの鬼・穴井仁吉を擁する、もっと最高=MOTO-PSYCHO R&R SERVICE。この日は腰を痛めたVo&Gの澄田健がイスにもたれてプレイするレアなライブとなったが、キュートなルックスの女性ドラマーkannaのダイナミックなリズムに乗せた、男も惚れるロックンロール・ギターは健在。途中でゲストボーカルに、大人の色香漂うケイコ・ウォーカーが登場しカバーを披露。渋さと華やかさが同居する、大人のロックンロール・ショーに魅了された。トリは近藤智洋&ザ・バンディッツ・リベレーション。サックスやパーカッションを含む6人編成で、客席に自然と笑みがこぼれるロックの魔法をかける。赤いアコギと共に涙を抑えきれない激情を抱えた近藤の熱唱と、PEALOUT時代からの盟友・高橋の心躍る爆裂ドラムはよりパワーアップ。♪君の悲しみに鍵をかけないでと歌う、震災前後で曲の聴こえ方が変わった「ディズニーランド」。近藤の気分次第のコール&レスポンスが愉快な「A New Morning」。届いて欲しい張り裂けそうな想いを込めた「独白のブルーズ」。心揺さぶる楽曲の数々に、ライブ終了後すぐ、この夜の続きがまた観たくなった。
[文/下村祥子 撮影/衣川正一]
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