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Live Report ライブレポート 2013



2013.7.16
"CLUB Que 夏ノ陣 2013 -RETURN TO NATURAL VS SPECIAL-"
acari vs サクラメリーメン
acari
acari
サクラメリーメン
サクラメリーメン
「本日は新生サクラメリーメンをお楽しみください!」の第一声で始まった、この日の夏ノ陣。1曲目「アイコトバ」の後、明かされたサクラメリーメンの“結成以来の最大のピンチ”とは、この日の朝に森西亮太(Dr)が急性虫垂炎で緊急入院!急遽、中村勇介[Dr/ghostnote]をサポートに迎えての、デビュー7周年一発目のライブとなった。MCでは不安の表情を隠せなかったが、爽やかでキラキラしたポップなサウンドは、ピンチなんて微塵も感じさせなかった。お客さんの手拍子も、天を指差す手振りも、その少しはにかんだ笑顔がどんなにメンバーを後押ししただろう。中盤に小西透太(Vo&Gt)のアコギ弾き語りを二曲挟み、イッペイ(Ba)の初ボーカルも一曲披露。「みんなが助けてくれたから素敵な夜を過ごせました。今日のライブは死ぬまで絶対に忘れません!」と透太が叫び、最後の曲「飛べない鳥が空を翔ぶ」で力強くライブを締めくくった。続いて後の出番を任されたacari。穏やかな佇まいで始まった1曲目「つれてくよ」から、透明感のある三浦コウジ(Vo&Gt)のハイトーンな歌声が、やわらかな光の中へと導いていく。力強くも繊細にうねるベースライン、パンチのある巧みなリズムと共に、昨年発表のアルバム『陽がよく当たる』の世界観を存分に表現する。MCでは三浦の独特の言い回しが可笑しい。「暑くないですか?カツラだったらもう取ってるぐらい暑いね」「今日来た人はラッキー。運気が上がってるので宝くじ買った方がいいですよ」「みんなにシールを100枚ぐらいあげたいな。それぐらい今日のライブはいいカンジなんです」。MCを挟む毎に客席との距離がグッと縮まっていく。ライブ終盤には次回作に収録予定の初披露の新曲さえ、お客さんを合唱に導く手腕は見事。最後は舞台中央でメンバー三人で結んだ手を掲げて派手にカーテンコール!acariの世界をもっと覗いてみたくなった。
[文/下村祥子 撮影/CLUB Que]
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