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2013.7.20
先攻はフリサト。規格外に大きく爆発したアフロヘアーの水本有(Vo)と、笑顔で激しく踊りながら、時折驚異のジャンプ力を見せる木村享史(Ba)の、画面から飛び出すようなパワーに圧倒！コーラスも印象的なポップナンバー「迷える羊」に続き、「最初が肝心や！」と始まったコール＆レスポンスは、唐突に“ナツナツナツ！ココナツ！ココナツ！”会場を爆笑させ、2曲目「About Sensation」へ流れ込む。泥臭くもまっすぐな言葉を、センチメンタルなメロディに乗せ、汗も飛び散らんばかりに躍動するサウンドに、身も心も躍る。MCで触れなかったが、次のライブを最後に倉沢裕太(Gt)と長沼健太郎(Dr)のフリサト脱退が公表されていた。別れのバラード「銀色」が胸を締め付ける。「永遠に続いていく人生、永遠に続いていくロック。僕らはしがみついてでもやっていこうと思うんでよろしく！」と水本が絶叫し、最後の曲「僕らの行方」で会場をさらに熱くさせた。後攻はCLUB Que夏ノ陣の常連、ザ・カスタネッツ。最新シングル「ラプソディー」からロックンロール・ショーがスタート！白いタオルを頭に巻いたフロントマン牧野元の絶妙な脱力感で歌い上げるボーカルに、小宮山聖(Gt)、溝渕健一郎(Dr)、小島剛広(サポートBa)による抜群の安定感とグルーヴあふれるサウンド。「from Scooter to Scooter」では、よりハードに唸るギター、ドライヴするベース、タイトに打ち鳴らすドラムに、オーディエンスもヒートアップ！「去年に続いて、今年も活きのいいバンドと対バンで燃えてます！老体に火が付いて、また体内年齢が若返ってしまいます！」と体内年齢30才(?)を誇る牧野が叫んだ。しかしMCが次々と撃沈すると「今日はダメな日だな…」と言いつつ、なぜか嬉しそうな牧野の笑顔は観客を惹きつけた。最後は「ねないねないねない」でアンコールに応えたカスタネッツ。さて来年の夏ノ陣の対バンは、誰になるだろうか。
"CLUB Que 夏ノ陣 2013 -RETURN TO NATURAL VS SPECIAL-" ザ・カスタネッツ vs フリサト
［文／下村祥子 撮影／CLUB Que］ ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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