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Live Report ライブレポート 2013



2013.7.27
"CLUB Que 夏ノ陣 2013 -RETURN TO NATURAL VS SPECIAL-"
LONESOME DOVE WOODROWS vs FOX LOCO PHANTOM
LONESOME DOVE WOODROWS
LONESOME DOVE WOODROWS
FOX LOCO PHANTOM
FOX LOCO PHANTOM
男臭い、そんな言葉が似合う夜となった。 チバユウスケらとともに日本のロックを牽引してきたTARSHI(Vo/G)率いるLONESOME DOVE WOODROWSと、若くエネルギッシュなFOX LOCO PHANTOM。あまりにも男臭く、泥臭く、ロックンロールな彼らのパフォーマンスで、この日開場は終始一体となっていた。 先陣を切ったのはLONESOME DOVE WOODROWSだ。 1990年代のジャパニーズ・ロックを、今もなお鮮やかに、堂々と、大人の色気とともに鳴らす。渋く甘いTARSHIの歌と痺れるようなカッティング、何度もフロアに向かってかけられる「バンドしようぜ!」の声に、オーディエンスもみるみる笑顔になっていく。 時にはみんなでタオルを振り、時には彼らのブルースに耳を傾けるうちに、言葉ではなくそのアクトでロックンロールの魂を叩きつけられた気がした。 彼らが彼らの音楽、そしてライブを愛してやまないのがありありと伝わり、なんとも幸福な気持ちにさせてくれるイカしたパフォーマンスであった。 対するFOX LOCO PHANTOMは、大先輩であるLONESOME DOVE WOODROWSを前に臆することもなく、すぐにステージを自らのものにしていった。 隅田川の花火大会が雨で中止となったこの日、依田(Vo)が「地下に潜ってきたお前らは勝ち組だ!」と言い放つと、フロアの熱は更にヒートアップ。 「midnight sky walker」「群青バタフライ」など次々に演奏し、実にお腹いっぱいのライブであった。 まだまだ色気と渋さを増していくであろうLONESOME DOVE WOODROWSと、新たな展開を見せてくれるであろうFOX LOCO PHANTOMのこれからに期待したい。
[文/小戸田栞 撮影/CLUB Que]
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