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Live Report ライブレポート 2013



2013.10.1
"Anniversary of 19th CLUB Que Shimokitazawa[開店記念日スペシャル]ファンタスティッQUE秋スペシャル"
THE COLLECTORS -oneman-
THE COLLECTORS
1994年10月1日に下北沢で産声をあげたCLUB Que19歳の誕生日。そんな特別な夜を彩るのは、四半世紀以上に渡り日本モッズ・シーンに君臨・牽引し続けるTHE COLLECTORS(以下:コレクターズ)。SOLD OUTの超満員。暗転と同時に古市(Gu.)、阿部(Dr.)、小里(Ba.)の3人がステージへ。ドラムのスリーカウントを合図にスタートした「エコロジー」のイントロに乗って、ストライプの3つボタンスーツに身を包んだ加藤(Vo.)が登場。「MILLION CROSSROADS ROCK」「プロポーズソング」「ぼくのプロペラ」と、のっけから飛ばしまくり。抜群の安定感を保ちながらエネルギッシュに繰り出されるロック・アンサンブルに結成27周年の貫禄をビシビシ感じる。一転してMCではあまロス症候群と後継番組「ごちそうさん」について語り、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」を振り付きで歌い、観客は身をよじらせて笑い転げる。「ドーナツソング」「愛しのルネ」「オスカーは誰だ!」とレアな楽曲も織り交ぜ、「ごめんよリサ」では古市がクールな歌声を披露。テルツェットの「インスト」を挟み、ユニオンジャックのTシャツに着替えた加藤が再登場し、ジェットコースターのような後半戦。「GROOVE GLOBE」「TOUGH」「NICK! NICK! NICK!」と、矢継ぎ早に連発されるライヴ定番曲の数々に、膨張し切った熱気は暴発。ステージにオーディエンスが殺到。モッシュの嵐で酸欠状態なのに、皆とびきりの笑顔。なんて幸福な光景。最高峰のアンセム「世界を止めて」に身を委ねながら、この音がずっと鳴り止まぬよう、願わずにはいられなかった。The Kinksレイ・デイヴィスの“新しいバンドが出てきて消えて行く。でもロックンロールはフォーエバー!”とゆう台詞を、アンコール「僕はコレクター」でシャウトしていたが、どんなに新しいバンドが現れ消えていっても、コレクターズは、彼らの音楽は、永遠に残る。そう強く思える、魂の震えるワンマンだった。
[文/宮本貴子 撮影/大出丈仁]
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