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Live Report ライブレポート 2013



2013.10.13
"Anniversary of 19th CLUB Que Shimokitazawa no evil 新曲御披露目会"
MO'SOME TONEBENDER -oneman-
MO'SOME TONEBENDER
“新曲御披露目会”と題されたMO'SOME TONEBENDER(以下:モーサム)のワンマンは、12月4日にリリースされるニューアルバム『Baseball Bat Tenderness』の収録曲がいち早く聴ける希少イベントだけあって、チケット完売。新譜のジャケットにもなっている般若面を被った武井とメンバーが現れるや否や、歓喜の声と祝賀ムードに包まれる。サポートドラム水野を迎え、すっかり定着した変則4人編成でのライヴ。ショートディレイのかかった鬼気迫る百々のボーカル、金属的なギター、重低音ブリブリのベース。強烈な個と個がぶつかり合い、ギリギリのバランスで放たれる轟音ロックグルーヴは、危険であるが故に目が離せない。スリルを共有するような不思議な吊り橋効果で会場の一体感も上昇の一途。後半は武井の仕掛けるカオスなパーティータイム。「24 hour fighting people」はトランステクノに合わせ、オタク顔負けのサイリウムさばきを披露。キラーチューン「Lost in the City」では4つ打ちダンスビートに乗って、無数のLED電飾が巻きつけられたガウンを羽織り、ライトセイバー両手に大立ち回り。「BIG-S」では電光掲示板と一体化したヘルメットを装着と、目まぐるしい七変化でオーディエンスを煽りまくる。アンコール「Happy Blue Bird」でもリーゼントのカツラと赤ジャケットで登場→ガイコツマイク1本で熱唱→客席乱入と、規格外なパフォーマンスの連続。「まーこんな感じのアルバム出ます。全曲アホみたいなタイトルやけど。来年ツアーやりますよ」と百々の短いMCに歓声と拍手が起こる。ラストにプレイされた「GREEN & GOLD」は、藤田と水野による銃弾のようなツインドラムが炸裂。何もかもまっさらに生まれ変わるような神々しい光とフィードバックがフロアを覆い尽くす荘厳なピリオド。それはまるで新たなモーサムの物語の始まりを告げる、鬨の声のようだった。
[文/宮本貴子 撮影/ame]
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