CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2013



2013.10.15
"Anniversary of 19th CLUB Que Shimokitazawa 19周年特別企画〝うだつをあげろ!""
福井コウダイ/YDOでんじゃらす弾き語り/金田康平(THEラブ人間)/ゾンビちゃん/ にたないけん/赤松クニユキ(サンダルバッヂ)/松尾ヨウイチロウ(井乃頭蓄音団)
福井コウダイ
福井コウダイ
YDOでんじゃらす弾き語り
YDOでんじゃらす弾き語り
金田康平(THEラブ人間)
金田康平(THEラブ人間)
ゾンビちゃん
ゾンビちゃん
にたないけん
にたないけん
赤松クニユキ(サンダルバッヂ)
赤松クニユキ(サンダルバッヂ)
松尾ヨウイチロウ(井乃頭蓄音団)
松尾ヨウイチロウ(井乃頭蓄音団)
19周年最後の週、お店の遊び心の詰まった一日。19周年だからチケット代も1900円と破格、優勝者にはお店から金一封。全7組のアーティストが出演した。トップバッターはにたないけん。現在バンドのほうはドラム不在のため、彼の弾き語りのみの活動である。彼の歌い方は独特だ。語りかけるように時にはげしくギターをかき鳴らし、ハーモニカを吹く。飄々としているようで芯がある。バンドの復帰も楽しみだ。そしてゾンビちゃん、耳の早いリスナーは既にご存知かもしれないが、ここではあえて詳しくは記載しない。ライブを見て実際に感じることも人によって違うだろう。まだ何者でもない彼女が世間を騒がせるのもまもなくだろう。そして様々な顔を持つ、ヤスエ危険なおじさんことYDOでんじゃらす。多才な彼は歌う唄は、即興性もあり、どこか悲しげだ。人生をかけてステージに上ることを選んだ男の唄だ。最近はギターをいれ2人で演奏している福井コーダイ。今回初めてエレキを入れてより力強く広がりを持たせた楽曲たちは、ほんの少しだけさわやかに。彼の無骨な歌がどこか遠くで鳴っているが、胸の中にすっと降りてくる。赤松クニユキはセピア色が似合う。叙情的な歌詞、悲しげな唄、それでも前を向いて歩いていく人間の強さを歌う。背中を押してくれる曲だ。松尾ヨウイチロウは前日の大阪ミナミホイールから帰ってきたばかり。現代版フォーク。時代錯誤もはなはだしいが、彼が歌うと違和感がない。下世話な歌詞も笑いに変えてしまうのは彼のキャラクターだからなせる業。バンドと弾き語り、場所時間を選ばない彼のステージは必見だ。最後はTHEラブ人間より金田康平。どこまでも人間くさく、むき出しの感情をメロディにのせて歌う。真っ直ぐ飛んでくるので、受け止めるほうも大変だ。信じてもいいと思わせるその唄力。7組の歌うたいの夕べは、バンドの熱量となんら変わりなく、そのまま次回の夜が決定した。
[撮影/大出丈仁]
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.