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Live Report ライブレポート 2013



2013.11.1
"「R3 Rock Royale Ring TOUR」&「HaKU wonderland TOUR 2013“hacking your mind”」"
Scars Borough/HaKU/Hello Sleepwalkers
Scars Borough
Scars Borough
HaKU
HaKU
Hello Sleepwalkers
Hello Sleepwalkers
HaKUの全国対バンツアー中盤戦でもあり、東名阪スリーマンの初日でもある今夜。オープニングは平均年齢22.8歳の技巧派ロックバンド、Hello Sleepwalkers。強靭なリズム隊、テクニカルなトリプルギター、男女ツインボーカルのセンシティブなハーモニーがパズルのように組み合わさり、まばゆいサウンドスケープを描いてゆく。『ナルミが昨日誕生日でした』とシュンタロウ(Vo.Gu.)がMCすると、すかさず客席からナルミ(Vo.Gu.)にプレゼントが手渡され、プレイ中のクールな印象とは打って変わって無邪気に笑う。「五次元少女リア」ではクラップで観客を煽り、「円盤飛来」ではギターを投げ出し熱唱。20代前半とは思えない圧巻のステージ。そしてHaKUが後に続く。三好(Ba.Vo.)がタオルを大きく掲げると歓声が上がり、1曲目「masquerade」からフルスロットル。コックピットのようなエフェクターボートから生み出される藤木(Gu.)の空間系ギターと、辻村(Vo.Gu.)の儚げなハイトーンボイスがHaKUの宇宙へといざなう。「1秒間で君を連れ去りたい」では舞台後方から伸びたレーザーライトがミラーボールに反射して降り注ぎ、「解放源」の鬼のようなダンスビートでフロアはトランス状態。12月11日にiTunes限定配信される新曲「dye it white」も初披露し、ラストソング「everything but the love」で『歌えるか下北沢―!』とオーディエンスを大炎上させ、ギターの残響と大きな爪痕を残した。最後はELLEGARDENの高橋(Dr.)を中心に、別々のバンドで活躍していたメンバーが集まって結成されたScars Borough。確固たるロックアンサンブルと、相反する打ち込みのデジタルサウンドが奥行きある世界観を作り出している。楽曲によって全く違う表情を見せる。KYOKO(Vo.)のハスキーボイスが会場の温度を上げてゆく。パーティーチューン「ベッドスプリング シンフォニー」ではオイオイコールが巻き起こり、「Candy Red」で大盛況のクライマックス。フレッシュなエネルギーと円熟したパワーが凌ぎを削るスリリングな一夜だった。今年彼女らをQueで観る機会はあと1日。大晦日の深夜だ。いや元旦の朝か!
[撮影/宮本貴子 撮影/ame]
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